俺と100冊の成功本

以前、「280円の文庫が創刊」というニュースがあって、ラインナップを見たら「青空文庫に全部あるのではないか？」と思ったりしてました。
今週の本棚・情報：２８０円の名作シリーズ創刊 - 毎日ｊｐ(毎日新聞)
【手帖】「２８０円文庫」シリーズ創刊 - MSN産経ニュース

せっかくなので調べてみた。

結論から言うと、現在刊行されているものはすべて青空文庫に収録されているようです。
以下そのリスト。
（表紙の画像とその下のタイトルはAmazonにリンクしています。その下の「図書カード：タイトル」は青空文庫にリンクしています。）

みだれ髪 (280円文庫)
与謝野 晶子
図書カード：みだれ髪（昭和8年）

蜘蛛の糸 (280円文庫) 芥川龍之介 (著)
図書カード：蜘蛛の糸

銀河鉄道の夜 (280円文庫) 宮沢賢治
図書カード：銀河鉄道の夜

家霊 (280円文庫) 岡本かの子 (著)
図書カード：家霊

悲しき玩具 (280円文庫)
石川啄木 (著)
図書カード：悲しき玩具

桜桃 (280円文庫)
太宰 治　著
図書カード：桜桃

一房の葡萄 (280円文庫)
有島 武郎　著
図書カード：一房の葡萄

檸檬 (280円文庫)
梶井 基次郎著　
図書カード：檸檬

智恵子抄 (280円文庫)
高村 光太郎　著
図書カード：智恵子抄

堕落論 (280円文庫)
坂口 安吾　著
図書カード：堕落論

調べたきっかけは、以前ニュース記事で見たこの文章。
今週の本棚・情報：２８０円の名作シリーズ創刊 - 毎日ｊｐ(毎日新聞)

いずれも短編集や歌集で１冊１２０ページほど。重さも８０グラム前後でスマートフォンより軽く、かばんの中に入れても負担にならない。

スマートフォンより軽いと言われても...
「銀河鉄道の夜」をかばんに入れたからといって、重いからと家にスマートフォンを置いていくわけにはいかない。iPhoneやiPadには青空文庫のビューアーも入っているし。
「もしも、この280円文庫と同じタイトルが青空文庫に収録されているなら、スマートフォンを持っている人ならカバンの中に入れる意味ないよな」と思ったのでした。

長編の本をiPhoneやiPadで読むのは確かに辛いものがあるけど、120ページくらいの本なら大丈夫かな。