「ネット書評家の実力」8月27日 日経新聞夕刊文化面より

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8月27日の日経新聞の夕刊の文化面に「ネット書評家の実力」というタイトルの記事がありました。
私は日経新聞の夕刊が発行されてる区域外に居住してるのですが、担当の干場様からPDFを送っていただき読むことができました。
せっかくなので、少しご紹介。

本文中で主に紹介されていたのは

情報考学 Passion For The Futureの橋本大也さんと
Webook of the Day の松山真之介さん。

お二方とも、ブログ・メルマガでの書評から出版にこぎつける実力派です。


情報考学―WEB時代の羅針盤213冊
情報考学―WEB時代の羅針盤213冊

 仕事と人生に効く100冊の本
仕事と人生に効く100冊の本松山 真之助著

記事中で印象に残ったことを少し書くと
橋本さんのブログに関して

書いた文章が他のブログで引用されることも多く

ブログやHPはPVも重要ですが、それよりも影響力を計ると言う点では、どれくらい他のブログに引用されるかという点が重要かと私も思います。
私も、「PV=人気度」だと思って、流行のキーワードを追ったりした時期もありましたが、一過性のPVは増えますが固定的にファンになっていただく事は難しかったですね。
それより、自分のブログのテーマをコツコツと書き続けた方がいい感じです。

橋本氏のブログからの書籍販売手数料に関して

年間の収入は約120万円

以前、5月にNHKのクローズアップ現代に橋本さんが出演なさった折には100万円と言っていたような気が…
短期間で増えた?! NHKに出演してPVが激増したのだろうか?

【参考】
Passion For The Future: NHKクローズアップ現代に出演とサイトのご案内

ブログに関しての橋本さんの言葉


「自分の書評がきっかけで本が売れるのはとても面白い」

「自分の読書記録であるとともに、ブログの読者を意識した内容にしている」

これに関して私も全く同感です。
単純な自分の読書記録だったら、私もここまで続けてなかったかも。
それと自分のブログがきっかけとして、良書が広まるは本当に嬉しい。
でも、もちろん自分のブログがきっかけかどうかはわかりませんので、心の中で一人で喜んでいます。思い込み重要です。


続いて、松山真之介さん

「人に薦めたい本だけを取り上げ、内容の批判はしない」がポリシー

人に薦めたい本を選んでれば、内容の批判は自動的になくなりそうですね。
たまに、ブログやAmazonのレビューでも強烈な批判をしてる人を見かけますが、
そんな事をしてる暇があったら、自分が良いと思った本のことを書けば良いのになと思います。

「どんなに頑張っても、これから生きていく時間の中で、過去に出版された良書をすべて読むことはできない」という事に気がついてから特にそう思います。
しかも、今は1日に200点以上も新刊が出てるらしい。
それを考えると、批判なんかしてる暇は無いはず。

松山さんに献本してるダイヤモンド社の方の言葉

人気のある書評家は読者の信頼も厚く、取り上げられると購買に結びつきやすい

不思議な事に、一冊の本に関しての書評に共感を得ると不思議とそれ以外の本に関しても、好みが近かったりすることが多いです。
同じジャンルの本ならば不思議も無いですが、まったく違うジャンルの本でも「あの人のすすめる本とは相性がいい」という事が結構ありますね。

私は、前述の橋本さんの情報考学 Passion For The Futureを参考にすることが多いのですが、自分の息子の絵本を選ぶときも、橋本さんの息子さんの書評?を参考に選んだら大当たりでした。息子まで読書傾向が似てるとは恐るべし。

Passion For The Future: 2歳から3歳向け 絵本 ベスト10
Passion For The Future: 1歳5ヶ月の息子が選ぶ2004年 ベスト絵本

それと、かんき出版さんから出た浜口隆則さんの戦わない経営の、ネット書評家から火がつき2週間で3万部も売り上げた事例が取り上げられていました。


そしてこの特集の結びは

ネット書評が本を選ぶ際の情報源として成熟すれば、出版界の活性化にも大いに寄与するだろう。

と締めくくられています。

私もこのブログを通じて「出版界の活性化」とまでは行きませんが、
ブログの読者の方からは「いい本紹介してくれてありがとね」と言われたり、出版社や著者の方からは「紹介してくれて、ありがとね」という感じで、言われると嬉しいなと思っています。
そんな事を言われると私も嬉しいので、みんなで幸せになれるのではないかと。

他に特集では

404 Blog Not Foundの小飼弾さん
俺と100冊の成功本の私
浅沼ヒロシの書評ブログ 晴読雨読日記の浅沼ヒロシさん
ビジネス・ブック・マラソンの土井英司さん
が紹介されてました。

いずれ劣らぬ猛者に囲まれ恐縮です。

あと、この記事に関連してネット書評の影響力がありすぎて、Amazonがすぐに在庫切れしてしまう話
404 Blog Not Found:ネット書評と在庫管理

何が困っているかというと、Amazonが簡単に在庫切れしちゃうのですね。

そうなんですよ。
danさんが紹介すると品切れになって困る。
私は、書籍の購買のかなりの部分をAmazonに頼ってるので、書評ブログを運営する上で死活問題。

なので、最近はdanさんが紹介しそうな本を予想して予約してみたり。

直近では「Mind パフォーマンス Hacks ―脳と心のユーザーマニュアル―」を予約して買いました。

紹介しそうだし、在庫もそんなに多くは無いだろうとの読み。

先ほど、Amazonから届いたのでdanさんに在庫切れを誘発される前に紹介せねば(笑


Mind パフォーマンス Hacks ―脳と心のユーザーマニュアル―
Mind パフォーマンス Hacks ―脳と心のユーザーマニュアル―
Ron Hale-Evans (著), 夏目 大 (翻訳)
「脳」を思いのままにチューンアップして、能力を向上させる!
「脳」をテーマにしたHacksシリーズ第2弾。前作『Mind Hacks』で書かれた「脳」の働きに関する考察をさらに推し進め、本書では脳の効果的な使い方・働かせ方に焦点を当てる。「記憶」、「情報の処理」、「創造力」、「数学」、「意思決定」、「コミュニケーション」、「知性の健康」など、日常生活に根ざしたテーマごとに、脳を思いのままにチューンアップし、脳の生産性を、効果的かつ安全に引き出すための実用的なアイデアや手法を提供する。


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