週刊東洋経済「最強の読書術」の印象に残ったところや、「イタコ読書法」など

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週刊東洋経済「最強の読書術」 書評ブロガーが著者に食事に招かれる について:[俺100]に続いて、
今週号(6月21日増大号)の週刊東洋経済は読書術の特集について。


さて、今回の特集では主にビジネス書の読書の達人の技を紹介しています。
それぞれ、私の印象に残ったところなど。


●まずは、レバレッジ・リーディングでおなじみの本田直之さん

レバレッジ・リーディング
レバレッジ・リーディング
(レバレッジ・リーディングも雑誌と同じ東洋経済新報社から出てるのに、雑誌には表紙すら紹介されてない。中立を期すためなのかなんなのか。ブロガーにamazonにリンクをはる余地を残してくれてるのか!ツイてる!)

メモを作るときの注意点は厳密にやろうとしないこと。レイアウトや文字の色分けなど、体裁には一切こだわらない。他人に見せるリポートを作成しているわけではないので、プレーンテキストに箇条書きをして、一冊につき一つのメモを残しておくだけでよい。
シンプルなやり方が結局は長続きして生き残るみたいですね。

プレーンテキストのメモ術といえばたつをの ChangeLogのたつをさん。以下の文章が参考になります。
いつでもどこでもメモしたい
いつでもどこでもメモしたい - 関連情報
私の ChangeLog メモ活用法


●続いては、勝間和代さん
効率が10倍アップする新・知的生産術―自分をグーグル化する方法
効率が10倍アップする新・知的生産術―自分をグーグル化する方法


暗黙知を読み取る力は、読書の世界のみでは鍛えることができない。現実世界での経験との行き来が必要になってくる。著者の暗黙知を自分の経験と絡め合わせながら読み取っていく。あるいは本から読み取った暗黙知を現実世界で実践してみることによって、「あの本で著者が言いたかったのはこういうのなのか」と実感してみる。こうした読書と実践との連関の中から、暗黙知を読み取る力は鍛えられていくものだ。

やはり、実践の人、実行の人の勝間さんですね。
読書中のスピードや流れも重視するみたいですね。

●続いて佐藤優さんの印象に残った一言

強調したいのは、どんな分野の本でも、速読するには前提となる基礎知識が不可欠ということだ。たとえば、小学生がいくら速読の技術だけを覚えてもまったく無意味である。
これは、私も疑問に思うところ(速読とか習ったことないので)。 速読というのは実際どうなんでしょう?単純に2倍速く読めると、一冊しか読めないはずの時間で2冊読めるからインプットされる量が2倍になるという理解でいいんでしょうか? それとも、実は速読中は脳が活性化されて普段より吸収が良くなるとか?

個人的には、速読習うより、読書する時間を増やした方がいいような気がする。
どっちにしろ、一日30分とかだと、読まないよりはマシという事になりそう。
完全に読書モードに入るには連続で1時間(6分を10回とかじゃなく)は最低必要だと思う。

●続いて、「人間力を高める読書案内」の三輪裕範氏
人間力を高める読書案内
人間力を高める読書案内


読後は、日曜日の午後に2時間程度を費やし、ノートに大事な部分を抄録する。私はアナログ人間なのでもっぱら手書きだ。

凄い納得。
本の穏やかながら年輪を感じさせる文章が、雑誌の中で写真で紹介されている手書きのノートによって、さらに説得力を増した。

自分もこんな生活にあこがれます。
日曜日の午後は、和服を着て、すずりでゆっくりと墨をすりながら、毛筆で書写したい。
が、やろうと思えば来週からでもできるけど、多分やらないだろうから本気度が足りないんだな。
あと、年齢的にも、私にはまだちょっと似合わないかな。

続いて、斎藤孝先生

読書で最悪なのは、「読んだけれども人に説明できない」という状態。これでは、読んだうちに入らない。最低でも「要約を人に説明できる」段階には達したい。 「略」 理想的には、「引用ができた上で、本と自分との経験を絡み合わせながら、新しいアイデアを紡ぎ出せる」レベルを目指したい。
やさしそうな雰囲気なのに結構厳しい。 「要約を人に説明できる」は、結構難しいぞ。本にもよるけど。

「小さな事にくよくよするな」とか「成功するまであきらめない」とかの本だと要約も簡単なのだが(タイトルがそのままですね)。
他の本はようやく要約できる感じです。


続いて、池田信夫先生からの印象に残った一言

私は、雑誌に定期的に書評を書いているが、実は書評の対象としている本さえもカバー・トゥ・カバー(最初から最後まで)では読んでいない。たとえすべてを読まなくても、ポイントさえ外さなければ、著者の主張の本質や、本の魅力を押さえることは十分に可能なのだ。
な、なんだってー。 ベテランはさすが違いますな。 「それのどこが悪いのだ。すべてを読むというのは知的レベルが低いと言わざるを得ないのである。そのようにして生まれた書評はもはや知的生産とは言えない」 って、感じでしょうか。想像ですが。

と、ざっと印象に残った一言を取り上げてみました。


あと、速読に関しての特集もありました。気になったスクールをメモ
・日本速読・記憶法セミナー「速読5倍保証制度」
・クリエイト速読スクール「3倍速保証の制度あり」
・NBS日本速読教育連盟 「一字一句すべて読む速読」
成果保証があるのは気になる。あと、一字一句読む速読も気になる。粘着質にネチネチ速読したいです。

それと、せっかくなので、この本の「公開!私の読書習慣」のフォーマットに沿って俺の読書習慣も書いてみる。

Q、一ヶ月の読書量
多分、60冊から90冊くらい。
冊数と言うよりは、一日の中でだいたい時間を決めて読んでます。

Q,一ヶ月に使う本代
5万円~10万円くらい。
amazonのカードの請求額を見るとそれくらい。

Q,一日の読書時間
3~4時間くらい。
寝る前に読んでます。
逆に読まないと眠れません。

Q,よく利用する書店
圧倒的にamazonを使ってます。
リアル書店でお気に入りは、岩手県盛岡市の、「さわや書店」と「東山堂」です。
「さわや書店」と「東山堂」についてはこちらにすてきな紹介記事があります。
本屋回遊記 : さわや書店本店
本屋回遊記 : さわや書店フェザン店
本屋回遊記 : 東山堂書店本店

最近では、東山堂の「イオン盛岡南店」にもよく行きます。
店員さんの顔写真とその方のおすすめの本が入り口にあって、まさに店員さんの顔が見える書店です。
本好きの店員さんが多そうなので、信頼しています。


●必殺技について
あと、今回も「青森の山奥に住む聖幸氏」と雑誌で紹介されたので、せっかくなので昔書いた記事(2006年11月)にリンクをはってみます。
イタコ読書法:[俺100]

実は私はこのイタコ読書法なるものを数年前から習得しています。
いや、むりやり習得してしまいました。

なんとなく、凄そうだ。達人っぽいね。

でも、私も、他の方で「イタコ読書法」とか言ってる人がいたら、正直あまり関わり合いたいと思わないだろうなー。
そんな私ですが、これからもよろしくお願いします。


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