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 昨年9月に、八戸にLifehacking.jpの堀正岳さんをお招きして『小さな習慣を大きな成功へと導く、成果を出し続ける人の知的アウトプット術』というセミナーを行いました。

 そのときの堀さんのお話の中で随所に出てきたのが、Chris Guillebeauさん、彼が主宰するWDS、彼の著書「The Art of Non-conforimity」です。

 クリス・ギレボーは世界中を旅行し、さまざまな場所でボランティア活動をしながら、ネットビジネスで生計を立てています。また、同じ志を持つ人への情報の提供やコミュニティづくりも熱心です。

 ネットでも一時期話題になったので、クリスギレボーは知らなくても「とびきり平凡に生きるための11の方法」は知っている人も多いかもしれませんね。

■とびきり平凡に生きるための11の方法
1,他人の言葉をそのまま聞き入れる
2,権威に疑いを持たない
3,何かを学びたいからではなく、「行くのが当然だから」という理由で大学に行く
4,一生に1度か2度だけ海外へ行く−近くて安全で無難な国へ
5,外国語を学ぼうとしない
6,起業したいと思っているが実際にはなにもしない
7,本を書きたいと思っているが、実際には何も書かない
8,住宅ローンをめいっぱい組んで、30年かけて払っていく
9,週に40時間机に向かうが、生産的な仕事は平均10時間ほどしかない
10、目立つこと、人の注目を集めることをしない
11,どんな命令にも素直に従い、誰にでもできる仕事をする

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2008年のこのブログでの売れた冊数no.1だったのが吉澤大大先生の『儲かる会社にすぐ変わる! 社長の時間の使い方』です。その吉澤大大先生の新刊が出ました!
(吉澤大先生では、お名前なのか敬称なのかまぎらわしいので、吉澤大大先生とします)

【参考】儲かる会社にすぐ変わる! 社長の時間の使い方 吉澤大(著):[俺100]

タイトルは『一生食べていくのに困らない 経理の仕事術 』です。

経理のお仕事は、個性が出しにくい仕事です。
「私は個性を出して、四季折々のイメージに合わせて試算表をつくります」
と、いうようなことは許されません。

なので、「仕事術といってもできることは限られるのではないか?」と、思って読み始めましたが、なかなかどうして。工夫できること、改善できることは山のようにあります。

個性を出しにくい職種だからこそ、付け焼き刃や見た目の突飛さなどでごまかすことができない分、できる人とできない人の実力差が如実に出ます。

ベーシックでシンプルな料理にこそ、料理人の腕が出るのと同じ事ですね。

 個性は出しにくいですが、その分、定型的で楽な業務かというと
そんなことはありません。スピーディーで正確で当たり前。ミスはゆるされない厳しい世界です。
 
 その一方で、現在スピーディーに正確にできていると、あまり新しいことにも挑戦する必要性を感じにくい職種かもしれません。

本書では、粛々と事務作業をこなす経理パーソンから、ワンランク上の「経営者に必要とされる経理パーソン」へステップアップする46の方法が解説されています。

 前半では、一般のオフィスワーカー全般に通用する、仕事術やツールの解説。後半で、経理パーソン固有の業務について書かれています。

前半の部分は、「速く、正確に」が要求される人たち全般に役に立つ習慣です。特に、集中力を保って仕事をする方法、繰り返し作業の方法などは参考になります。

また、人によっては意外かもしれませんが、経理業務はチームワークが要求される仕事でもあります。その情報共有の仕方やマニュアルの作り方についても詳しく解説しています。特にdropboxやgoogle documentsなどのツール類については、実際の使用例も合わせて書かれています。

後半の経理特有の業務の部分は、吉澤大大先生の真骨頂ともいうべき部分です。経営者が資金繰りなどで悩んでいるときに、さっと資料が出てきたり、さりげなく助言ができるようになったら、社長の右腕として、もう手放してくれないでしょう。

 最近では、経理業務に限らず、仕事の細かいノウハウというものが、職場で伝承されにくくなっています。また、本書を読み職場で、いきなり業務のやり方を変えるというのは難しいかもしれません。
 しかし、自分の業務のやり方はまだまだ改善の余地がある事や、改善するにあたり、自分に求められていることや自分の仕事の本質を見直すことも大切な事だと思います。

 その、本質を見直すための本として、経理パーソンに最適なのが本書です。

 さて、この本の別な面で面白いところは、経理業務のノウハウばかりではなく、「自分のさりげないPRの仕方、売り込み方」が書かれているところです。
 
 皆さん、ご存知のように士業というのは、自分からバリバリと宣伝して営業しにくい職種です。26歳の若さで税理士事務所を開業した吉澤大大先生が現在にいたるまでに、自分から売り込みをしないで、いかに信頼を得てきたかのノウハウが随所に盛り込まれているところが面白いです。引っ込み思案で内気な僕はかなり参考になりました。得した気分です。ツイてます!

 


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一生食べていくのに困らない 経理の仕事術
著者:吉澤大
出版社:かんき出版
発行日:2012/2/18



はじめに ほんとうに経理職は営業職に食わせてもらっているのか?
Chapter1 社長が手放したくない経理パーソンの仕事の習慣
Chapter2 今より30分早く仕事を終える時間術
Chapter3 作業を分解し業務のムダを省いて利益に貢献
Chapter4 社長の期待に120%応えるデータ提供
Chapter5 資金調達での活躍がもっとも評価を上げる!
おわりに (才能×努力)×運=成果

低成長時代が続き、右肩の売り上げ増加が見込めないなか、経理による「コスト削減」や「経営資源の効率アップ」という仕事の重要性は高まっている。

また、経理の仕事は繁閑の差が激しく、毎月の締日や決算期には連日残業という多忙ななかでも、ソツのない事務処理が求められる。そこで、本書は「ミスなく正確に、速く仕事をこなす」ことをテーマに、これからの経理パーソンに求められる、さまざまな仕事術を紹介する。

定型業務のマニュアル化など時間効率を上げるテクニックはもちろん、ペーパレス化やITツールを使ったタスク管理・情報共有など、最新の事例を織り交ぜて解説。処理能力のアップだけに限定せず、プロの経理として経営に貢献するための会計データの作成法や、銀行からの融資の引き出し方についても言及する。

自ら能動的に動き、経営者に必要とされる経理パーソンになるための一冊。

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Lifehacking.jpの堀正岳さんの新刊です。

 iPhoneやEvernoteなどのツールに関する書籍を多数執筆されている堀さんですが、今回は本業である理系研究者に向けての書籍です。

 増え続ける情報の量に翻弄されるのはビジネスマンだけではないようで、理系研究者もその例に漏れません。企業であれば、いまだに、電話や紙が仕事のベースという事ももしかしたらあるかもしれませんが、理系研究者の場合、皆さん当然PCやメールは使うでしょうから、その情報爆発の量はビジネスマン以上に深刻かもしれません。

これを著者の堀さんは、「情報洪水」と前書きで言っています。

洪水といえば、河川の流量が一時的に増えて、本来は川でないような場所にまで水が押し寄せる現象ですが、このメタファーに例えて本書を分類してみると

●情報の治水
洪水を防いだり被害を最小限に食い止めるには、水量を管理しコントロールする治水が必要です。
この辺は、gmailを導入や活用し情報の流量をコントロールしたり、メンデレイで論文を管理することが相当するでしょう。


●情報の利水
河川の水は抑えて災害を防ぐだけでなく、田畑や工場で活用されたり、飲料水などとしても利用され、私たちは多大な恩恵を受けています。
情報もコントロールするだけでは、意味がありません。情報は活用し、アウトプットして成果となります。
この辺は、EvernoteやDropboxでの情報の利用、さらにはGoogleDocsやSkypeを活用した共同研究の部分が参考になるでしょう。


●情報の親水
河川には、治水や利水だけでなく、親水という言葉もあります。
川を畏れたり、便益のために利用するだけでなく、率先して河川に親しみ遊んだり癒やしを得、私たちの生活を文字通りみずみずしいものにします。
これは、仕事に必要だからツールや情報をいやいや使うのではなく。能動的に新しいツールを探したり、現在使っているツールのさらなる活用法に磨きをかけ、それ自体も楽しみにすることが相当するでしょう。

と、堀さんの洪水のメタファーにかけて書いてみました。

ただ洪水は河川などの水位が普段より上がったりといった異常時に起こりますが、情報洪水の場合は、数日といったレベルの一時的な異常事態ではありません。数年はこのままでしょうし、今よりももっとひどくなる可能性もあります。

今が定年間際の方は、じっと洪水や嵐が過ぎ去るのを待つという手もあります。いきなり新しいやり方を模索するよりも、向き不向きもあるでしょうから現在のペースでやった方がいいこともあるでしょう。

ただ、まだままだこれから成果を出したいと思っている人にとっては、クラウドの活用が不可欠です。

というのも、従来の理系研究者であれば、学内・研究所内での徒弟制度や一匹狼的なスタイルでもある程度の成果はあげられたでしょう。

しかし、本書の「第5章 クラウド上で論文を書く」「時間も空間も超えるコラボ術」を読むと、組織の枠を超えた共同研究というものが、クラウドツールの発達により、少なくともツールの面ではだいぶ垣根がなくなっているように感じます。

そのような時代において、孤軍奮闘したり、狭い研究室の枠組みの中だけで、太刀打ちするのは、素人目にもどうにも不利なように思えます。


共同研究をすることにより、研究の成果をあげるという一義的な目的を達成するということはもちろんのこと、有能な諸先輩方と一緒に仕事をし、その仕事の技術を盗むという副次的ですが大きな効果も得られると思います。

その、スタートラインに立つために本書はあると思います。

研究を続けていると、このままこの研究を続けていてどうなるのだろうかという孤独感にさいなまれたり、逆に研究の本質と関係ない学内政治などに巻き込まれて「そういうの嫌だから研究者になったのに…」と思うこともあると思います。

本書を読んでバリバリと研究に励んで、そういう悩みを感じる暇もないような研究生活が送れるといいですね!

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理系のためのクラウド知的生産術 (ブルーバックス)
堀 正岳 (著)
出版社: 講談社 (2012/1/20)


目次
第1章 クラウドサービスを使った仕事環境
第2章 メールに振り回されない環境をつくる
第3章 手間をかけない論文管理法
第4章 アイデアをなくさない情報整理法
第5章 クラウド上で論文を書く
第6章 時間も空間も超えるコラボレーション術
第7章 細かい時間を稼ぐテクニック集



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『日本人の9割に英語はいらない』という過激なタイトル。
この「9割」という数字は適当に「えいやっ!」とつけたものではなく、ざっくりながらも著者の成毛さんが統計からきちんと導き出したもの。

逆にとらえれば「日本人の1割に英語は必要だ!」と言ってるようにも聞こえ、この9割という数字が田舎のおじいちゃんおばあちゃんから、赤ちゃんまでを入れて9割ということを考えると、都市部に住んでいて働き盛りでなおかつ書店でこの本を手に取るような層ならば、もう少しその率は変わるのかな。

前半は、成毛さんの英語不要論。以前、『本は10冊同時に読め』を読んだときにも「この人はなんでこんなに怒っているのだろう。こんなに怒ったら健康を害するんじゃないか」と思いましたが、その勢いでひたすら怒っています。
しかし「愛の反対は無関心」とも言います。怒っているようで、心から心配しているという愛情の表れだと思います。多分。

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 ブログをやっていると、「文章を書くのが昔から好きなんですか?」「文章を書いていると楽しいんでしょうね」と聞かれることも多いですが、実はまったくそういうことはなく、本を読むことは昔から好きでしたが自分で文章を書きたいと思ったことはとくにありません。

 2003年から続けているこのブログのきっかけも、Movable Typeをインストールしてみたいということだったりします。今でも記事を更新するときは七転八倒しています。

 文章で難しいのは、「タイトル」と「書き出し」と、よく言いますが、幸い私のブログではタイトルは書籍のタイトルそのままであることが多いので、それで悩むことはほとんどありません。やはり難しいのが書き出しです。

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 女子勉 - ビジネス書の力で女性を元気にする!を運営する勉子さんこと山田玲子さんの新刊です。

 前作の『世界一わかりやすい4コマビジネス書ガイド 』も優しいお人柄がにじみ出るような文章でビジネス書をジャンル別に紹介し、あまりビジネス書を読んだことのない人でも、とくに女性の方は共感を覚えたかと思います。

 本作では、その豊富な読書量から得られた知見を実際に実行してみて効果があった方法方を、「時間」「習慣」「人脈」の3つのポイントに絞って書かれています。 特に、タイトルにもあるように現時点でノリノリというよりは、「色々勉強してるもののイマイチ」「頑張っているものの成果が出ない」などの「伸び悩み」を感じている方に向けて書かれています。

 というのも、著者の勉子さん自身が、本業のWebデザイナーとして伸び悩みを感じ、ビジネス書を読むようになり、そしてブログを運営して、本業でもブログでも見事に成果を出された実体験から書かれているからです。

 勉子さんが本業としているWeb製作のお仕事ですと、どうしても相手の都合にも振り回されることも多いでしょうし、超過勤務が慢性化しているようなイメージもあります。深夜まで作業して、朝はなかなか起きられず、日中も寝不足でエンジンがかからず、気がつけば今日も深夜まで。という毎日の繰り返しという同業者の方も多いでしょう。また、クリエイティブなお仕事ですとどこで終わりということもなく延々と作品に向かってしまうのではないかと思います。

 そんなお忙しいお仕事の方の、時間管理術はあらゆる業種の人の参考になりそうですね。この項目には9つのポイントがありますが、この中で一番大事だと僕が思うのは2、3の(一番大事と言いつつ2つ上げましたが、内容が近いので)

・手帳を変える ・自分の時間の使い方を知る


です。

 端的に言えば、「自分の行動を時間とともにメモする。時間の使い方を分類する」だけですが、これがいかに重要かはこの事が名著『7つの習慣』やドラッカーの『経営者の条件 』に書かれているということでもわかるでしょう。

特に、時間の裁量がきく、管理職や知的労働者にとって、自分自身の時間の使い方を正確に把握することは重要です。

関連することをドラッカーの『経営者の条件』の「汝の時間を知れ」から引用すると


時間の記録をとり、その結果を毎月見ていかなければならない。最低でも年2回ほど、3,4週間記録を取る必要がある。記録を見て、日々のスケジュールを調整し、組み替えていかなければならない。しかし、半年もたてば、再び仕事に流されて些事に時間を浪費させられていることをしる。


同じく『7つの習慣』の「自己管理の原則」から引用


時間管理のマトリックスを書いて、あなたがそれぞれの領域で、何割ほど自分の時間の使い方を過ごしているか考えてみる。それから、3日間にわたり、15分間隔であなたの実際の時間の使い方を記録する。最初に考えていた時間の使い方の割合はどれくらい正確だっただろうか。時間の過ごし方に満足しているだろうか。なにか変化させるべきものはないだろうか。

 僕もこれらの書籍から影響を受けて記録していますが、記録するたびに、自分の想像より、休憩やゲームの時間が長いことに驚きます。逆に家族と過ごしている時間は想像よりずっと少ないことが多いです。
 自分の記憶なんて本当にあいまいで想像上の産物に過ぎないことを思い知らされます。

 次に、「習慣」のポイントから一つあげてみますと
・9「できる」と自分に言い聞かせる 言葉で自分を成長させる
これは僕も本当に重要だと思います。

 普段使っている言葉は本当に重要。思っていることが言葉に出るという面もあるでしょうが、逆に言葉にしたことが自分の思考を変えることもあるでしょう。
 すぐに「できない」「無理です」「どうせ俺(私)には〜」と言ってる人には、類は友を呼ぶでそういう方ばかり集まってきそうですよね。

 僕も普段から、ネガティブなことは言わないようにしてますが、子どもができてからは特に気をつかうようになりました。想像以上に子どもは親の言葉づかいの影響を受けますからね。

 また、言葉が合わないと文字通り「話になりません」。これは、次の項目の「人脈」にも影響します。そういう意味でもビジネス書を読むことで、言葉を鍛えたいですよね。


 「時間」「習慣」ときて、最後に「人脈」です。
 人脈も重要ですよね。僕も重要とは思いますが、非社交的で無愛想なものでイマイチ。勉子さんのように笑顔が魅力的ならもう少し人生も楽だったのではないかと思います。

 その笑顔が素敵な勉子さんも以前は、自分の狭い世界に閉じこもっていたそうですが、思い切って外の世界に飛び出して「やってくるチャンスは人脈の広さは比例している」ということに気がついたとか。

 しかし、その人脈の広さがチャンスに比例することに気がついても、なかなかそのきっかけがつかめない方も多いはず。特に地方にいるとイベントの開催の機会も少ないし。

 そんな時には、ブログでも始めて、まずはネットで人脈を得るのも手かと。僕も、地方に住んでいて、人付き合いも好きな方ではありませんが、おかげさまでネットで知り合いも増えました。本当に嬉しく思います。ツイてます!


そして、なんと嬉しいことにこの本には「時間」「習慣」「人脈」の3つのスイッチの他に
・「一歩先行く自分ブランディング 「人気ブログ」の作り方」
も書かれています。

ブログを作る前のコンセプトワークの段階から書かれていますので、現在ブログをお持ちでない方にはかなりの価値を持つと思います。

また、現在ブログを運営している方で「始めたもののアクセス数がイマイチ」「ブランディングに結びついてないような気がする」という方にも大きな手助けとなるはずです。

この項目で僕のブログも光栄なことに、勉子さんが「女子勉」を始めるに当たり分析したブログとして、

404 Blog Not Found
マインドマップ的読書感想文

とともに紹介されています。ありがたいことです。

この3つのブログをそれぞれの強みで分析しています。共通点を探すと「ヒゲを生やしている」とかトンチンカンなことになってしまいそうなのでそれぞれの強みで分析して良かったですね。


ちなみに僕のブログは「深い分析とコラムのような読み応え」と書かれていました。

前述のマインドマップ的読書感想文のsmoothさんは
【ブログ】女子勉流「人気ブログの作り方」5つのポイント:マインドマップ的読書感想文

◆一方の聖幸さんは、「感情を動かす」のがお上手。

特に「クスリw」と笑ってしまうようなユーモアのエッセンスが持ち味ではないでしょうか?

私が思うに、それって「アサマシ」に関係するんですけど、うまく言語化できなくて、「何言ってんだかわかんねー」と突っ込まれそうなので、今回は細かいところはパスw

でも、ビジネス書の書評で、こういうセンスをお持ちの方はなかなかいないんですよね。

これらの分析結果と当ブログの関係については、また別の機会にw

と、書いてくださってます。

 なかなか自分の事は自分ではわからないので、こうやって分析してくださるのは本当にありがたいことです。

 僕もブログでお困りの方には、なにかお手伝いをできればとも思っていますので、なにかの機会があればコツなどをお話ししたいと思います。

 本書はビジネス書をあまり読んだことのない方にもわかりやすく、実際に勉子さん自身が試して効果があった方法ばかりが書かれています。

 特に忙しい女性の方は取り入れやすい部分も多いでしょうし、フリーランスで活動している方には収入のアップに繋がる要素が満載だと思います。

 また、ビジネス書をたくさん読んでいる方は、ところどころ引用されている部分を「自分はこれをあの本から学んだな」などと自分が好きな本を想像しながら楽しく読むことができます。

本書の「おわりに」で勉子さんが

本を読んでも実行する人は本当に少ない

と書かれています。

本書を読んでみた方は、ぜひ実行して成果に繋げて欲しいと思います。そして、twitterなどで勉子さんに(勉子 (joshiben_ko) on Twitter)報告すると、きっと激しく喜ぶと思います。

【ブログ内関連記事】【女子勉】世界一わかりやすい4コマビジネス書ガイド:[俺100]


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時間・習慣・人脈 「伸び悩み」を脱出する3つのスイッチ

気づいた時が始め時!時間管理と自分投資と人脈作り、この3点を効率的にすることで、その他大勢から一気に抜け出すことができます。

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世界一わかりやすい4コマビジネス書ガイド

2009アルファブロガー・アワードノミネート、「女子勉」の4コマ読書ノートが本になりました。この本は4コママンガでビジネス書の書評をしています。「勉子の付箋ポイント」でビジネス書のキモをゲット。「オススメアクション」で本の知識をすぐに行動に移せます。50冊分のビジネス書のエッセンスが一瞬で手に入ります。


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7つの習慣―成功には原則があった!


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ドラッカー名著集1 経営者の条件

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携帯電話やネットの発達によって、時間的な余裕は増えるどころか、逆になんだか秒刻みで追われるような事も多くなりました。空間的にも、ITの発展でペーパーレスになるかと思いきや逆にまだまだ増えてます。個人的には、本もどんどん増えているし。人間関係においても、ブログやSNSなどを通じて知人がたくさん増えて嬉しいですが、もともと内向的な僕にとってはキャパシティオーバー。


そんな中、『仕事には「あそび」が必要です。』という単なる主張であれば、「なるほど、ご説ごもっともです。私もそうありたいものですね」で、話が終わってしまいます。が、本書では単なる主張にとどまらず、その解決方法や著者が取ってきたアプローチが詳細に記載されています。

それも、ほとんどが、「頑張れ!」とか「根性です!」とか「愛情が大事です!」とかいう抽象的なものではなく、数値として定量的に示されているのが参考になります。

具体的には、

メルマガや一斉送信のメールをその都度読むことをやめる効果
1日6通程度でも一週間で30通。1回2分の時間をとられているとすると、60分にもなってしまいます。

メールを作成する際に、テンプレートや辞書登録を極限まで活用することにより単純な返信なら2秒

などなど。

メール返信をタイムアタックでゲーム感覚で楽しむメール返信マラソンにはなるほどという感じ。ゲーム感覚で楽しむことも大事ですが、逐次処理するより、まとめて処理した方が速いですからね。

また、時間の短縮効果を把握するためには、自分の現在の処理速度を知っておかなければいけませんが、そのための具体的な方法の記述もあります。この辺のことや記録関連は美崎さんの過去の手帳の参考になると思います。


個人的に耳が痛かったのは


仕事が形になったものは、入ってくる時間より、処理する時間が圧倒的に長くかかり、いったんは物理的な場所を占有してしまうものだからです。本を買うのは5分もあれば買えます。しかし、本を読むのには2時間かかるわけです。

です。本を購入するときには、読む時間があるかないかなど関係なしに買っちゃいますからね。積読が増えるわけです。


他にあそびって大切だなと思ったのは

計算をするのであれば、エクセルでもできるけれども、簡単な計算なら電卓の方が速い。暗算ができる人であれば、アタマの中の方がより速いこともある。こんなふうに、ボトルネックになっているポイントを把握して、その工程を違う工程に変えることを意識してみるのです。

忙しくて余裕がない時には、もう思考停止になって機械的に何でも処理してしまいがちなので、いつでも適材適所で対応したいものです。


大切なことというのは、あらゆる場面で応用が効くから大切なのだと思いますが、本書の「あそびが大事」という主張も仕事の時間・空間・人間関係のみならず、仕事でさえあそびが重要なんだから、プライベートではカリカリせずに余裕を持って人生を楽しみたいですね。

さて、本書は書籍の製作段階でも色々新しい取り組みがありました。
その一つが、本の製作工程をオープンにして、Ustream中継しました。その中継を見た人もtwitterで意見や質問などを書きこむ事ができました。

僕も、一度企画会議に参加させていただきました。ありがとうございます。

その中で、あらためて思ったのは本を一冊作るときには、ものすごく多くの人が関わっているということ。今度から書籍を購入して読むときには、今まで以上に感謝の気持ちを込めて読むことができそうです。嬉しいな♪

本書には、書籍の中の随所にも色々な「あそび」が仕掛けられています。それを発見するのも楽しいですよね。僕も、全部探せたかは自信が無いですが、表紙の裏の女子勉の勉子さんの4コマ漫画はなかなかわからなかったですねー。(勉子さんも処女作が発売になりますね。おめでとうございます!)

あ、あと青森県八戸市で9月25日に美崎栄一郎さんのセミナーがあります(9月26日には盛岡市)。お近くの方は、よろしければ来てくださいねー。
【詳細・申し込み方法など】第3回 南部実践的すぎる寺子屋 『成果を生む人のあそびのあるセルフブランディング』9/25八戸、9/26盛岡で開催します。:[俺100]

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仕事ができる人はなぜ「あそび」を大事にするのか 美崎栄一郎 著


仕事ができる人の共通点は......、
ズバリ「あそび」を大事にしているということ。
「あそび」といっても、娯楽としての遊びではなく、
車のハンドルの「あそび」的なイメージのもの。
「あそび」があるから、(1)時間、(2)空間、(3)人間関係に余裕ができて、
いざというときのチャンスをつかむことができるのです。

(1)時間の「あそび」は、スケジュールの「余裕(バッファー)」。
週1回(=仕事時間の20%)、木曜日は何も予定を入れない日にして、
急な仕事や臨時の仕事に対応するのです。
この20%を確保するためには、業務プロセスを見直し、
時間配分を「見える化」する必要が出てきます。
どうすれば時間を圧縮し、効率的な仕事ができるのか。
その具体的なノウハウを教えます。

(2)空間の「あそび」は、ワークスペースの「余白」と施設の「裏側」。
ワークスペースにも20%の「あそび」を設けることで、
頭の中まで整理することができるようになります。
また、会社のトイレや階段といった施設の「裏側」には、
実はその企業の本質が隠されているもの。
仕事で役立つヒントもたくさん転がっているのです。

(3)人間関係の「あそび」。これは互いの「距離感」に尽きます。
よい仕事をする上で、もっとも大事なのは人と人との関係。
ほどよい距離感を保ち、仕事で成果を上げていくための方法を、
対面、デジタルの両面から説いていきます。

そして最後に、なぜ「スーパーサラリーマン」の著者が、
こうした「あそび」を意識するようになったのか。
その意外な真実が明らかにされます。
働く人であれば、誰もがはっと気づかされる人生の「あそび」です。



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