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2009年12月アーカイブ

googleの元CIO(最高情報責任者)が「情報整理術」をテーマに書いた本。もう、それだけでかなり期待大。しかも、この著者のダグラス・C. メリル氏は、生まれもって学習障害や失読症、それにともなう方向感覚の欠如といったハンディを抱えています。

しかし、そのハンディキャップを逆手に取り、「人間がどのように学習し、問題を解決していくか」という事に興味を持ちそれに関して研究し認知科学の分野で博士号を取得します。ポジティブですね。素晴らしい。

心理学で博士号を取得した後には、情報科学の分野も研究し、さらにgoogleに入社し最高情報責任者を務めます。かなり興味深い人生ですね。

そういう経歴の方が語る「情報整理術」は、目次を引用すると

●パート1 自分を客観的に見つめ直す

 第 1章 自らの脳を探る旅
 第 2章 どうしようもなく間違った現代社会の仕組みと向き合う
 第 3章 自らの制約と向き合う
 第 4章 目的を明確にすることが重要


●パート2 新時代の整理術を身に付ける

 第 5章 検索が重要なワケ
 第 6章 検索技術をマスターする
 第 7章 情報を目立たせるには
 第 8章 紙とデジタルの使い分け
 第 9章 電子メールを検索可能な"自分履歴"に変える方法
 第10章 カレンダーをクラウドに保存すべき理由
 第11章 文書とウェブ・コンテンツの整理


●パート3 大小さまざまな困難に打ち克つ
 第12章 注意の散漫をなくし、仕事に集中する方法
 第13章 仕事とプライベートを融合させる方法
 第14章 想定外の出来事に対処する
 第15章 まとめ


エピローグ 考えるな、滑れ!
筆者のお勧めツール

と、なっています。

どの章も、実際に普段困りそうで知りたいテーマですし、それをgoogleの元最高情報責任者が教えてくれるわけですから、興味深くないわけがない。

特に、僕は
 第 8章 紙とデジタルの使い分け
 第11章 文書とウェブ・コンテンツの整理
 第12章 注意の散漫をなくし、仕事に集中する方法
 第13章 仕事とプライベートを融合させる方法
 第14章 想定外の出来事に対処する
の、あたりに興味津々。


読んでみたら、かなりGTD(Getting Things Done)の手法と相似してる部分が多い感じ。本書では、「整理術の原則」が20個まとめられてますが

 1)脳の負担がなるべく少なくなるように、生活を組み直そう  2)なるべく早く、頭の中から情報を追い出そう 13)本当に記憶の必要な物事だけを記憶しよう 15)週一回、重要な情報を見直す時間を設けよう 18)文脈の変化を見越して、メモを取っておこう 19)文脈の似た仕事をまとめて行おう

などの項目をみると、GTDと似ているという印象にも同意していただけると思います。


下記の章は、googleの元最高情報責任者が語る

 第 6章 検索技術をマスターする
 第 9章 電子メールを検索可能な"自分履歴"に変える方法
 第10章 カレンダーをクラウドに保存すべき理由
 第11章 文書とウェブ・コンテンツの整理

google、gmail、googleカレンダー、googleドキュメントの使い方という感じで説得力があります。「あぁ、そういう風に使うためにこの機能があったのか...」と納得することしきり。

そして、デジタルバリバリで、「紙なんか使わないよ」と言うかと思いきや


 第 8章 紙とデジタルの使い分け

では、それぞれのメリットデメリットを的確に分析し、適材適所な使い方を指南します。
意外なことに、著者は各種明細書・請求書等は「紙で郵便で」受け取っています。「寝返ったか!」などと思いそうですが、効率的に情報を整理することが目的で、デジタル化は手段でしかありませんから、紙が便利な場合には紙の方が良いですね。その辺の、目的と手段の主客転倒は避けたいところです。

タイトルの「情報整理」の部分だけでも相当に面白いのですが、やはり学習障害や失読症というハンディキャップを乗り越えて、逆にそこを研究し克服し、認知科学や情報科学の専門家になったという部分に感動。

本書の中の言葉を借りれば、「現実の制約と思い込みの制約」とのギャップという事になるんでしょうが、それにしても凄いなあ。

自分も「○○だから、これができない」「○○は、苦手だからできなくてもしょうがない」と思うこともありますが、そんな事で色々チャンスを逃してることも多々あるんだろうなあ。

情報整理術を学ぼうと思ったら、人生についても色々考えることが出来てお得でした。お得でしたと言えば、350ページ超のボリュームで1365円とかなり割安感。新書サイズで持ち運びにも便利です。


グーグル時代の情報整理術 (ハヤカワ新書juice) (単行本)
4153200093ダグラス・C. メリル (著), ジェイムズ・A. マーティン (著), Douglas C. Merrill (原著), James A. Martin (原著), 千葉 敏生 (翻訳)


子どもの頃から失読症でものを覚えるのに苦労している私は、どのようにして認知科学の博士号を取得し、グーグルのCIO(最高情報責任者)まで務めたのか。押し寄せる情報に対処するには、まずは社会や自分自身が課す制約をうまくかいくぐって、脳にストレスを与えないことだ。また、情報はクラウドに預け、整理するのではなくて検索する術を身につけること。いま世界が注目する情報の達人が、自らの体験を交えながら、「整理術の原則」を伝授。またGメールやグーグル・カレンダーなどの知る人ぞ知る活用法も公開する。

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「ビジネス書」のトリセツ 知っているようで知らない 法則のトリセツ でおなじみの水野俊哉さんのモテ本案内。

タイトルは『モテ本案内51』だけど、実際はそこは前段かな。前提知識の共有というか。
面白いのは、後半の水野俊哉さんとグッドウィル博士との対談と、水野さんによる「あなたを結婚へと導く10のステップ」のところ。

モテ本案内の部分で紹介されている、個々のモテ本に関しては、なんとも評価は難しい。狙っている相手の年代や性格によるんじゃないの? という部分もなきにしもあらず。

ただ、最終的にはそういう個々の事情になるんでしょうが、社会情勢の変化でキャリア系の女性と低所得者層の男性が増えて、それぞれ結婚しにくくなっているという事は看過できない問題ですね。

「こうすればモテる!」みたいな話だと、かわいらしくもありますが、社会構造の話となるとなんとも深刻。これは、社会制度や経済情勢が変わらないと一朝一夕には解決は難しそうですね。

とは、言っても社会制度や経済情勢の変化を待っているわけにもいきません。自助努力でできる事は自分でなんとかした方が良いかと。

僕が本書を読んでおすすめしたいのは、「婚活」うんぬんと無関係な感じの良いことをするということ。いかにも「婚活」っぽい活動は恥ずかしくもあるし、失敗した場合のダメージも大きい。

なので、「婚活」以前に人として良いことをすることがおすすめ。
本書でも書かれている事例だと
・部屋の掃除をする
・おいしいものを食べたときには、おいしいという
・姿勢を良くする
・健康に気をつかう
・挨拶はあかるい感じで
などを心がけると良いんじゃないかなと思います。

日々の心がけも重要ですよね。

逆に、すさんだ状態で彼氏が出来ても、すさんだ感じの人が寄ってきたり、いい感じの人が寄ってきてもすさんだオーラをどこからともなく感じ取るんじゃないかなあ。オカルトっぽいですけどね。

と言っている自分は... 部屋は散らかり放題です... 独身の時も結婚してからもorz

あと、モテに関して意外なところで参考になる本が『モテ本案内51』では紹介されてないけど、小飼弾さんの『決弾 最適解を見つける思考の技術

読者からのこんな↓質問に、小飼弾さんが回答しています。


Q、異性にモテない
 私の容姿ははっきり言って不細工な上に、口下手です。 彼女が欲しいのですが、どうやったら異性にモテるようになるのでしょうか?

これに対する回答が、案外まとも(と言ったら失礼ですが...)で納得できる。 回答は『決弾 最適解を見つける思考の技術』で確認してみてください。(iPhoneなら350円です)

話を『モテ本案内51』に戻せば、モテに関する本は必要な人もそうでないひともいるかと思うけど、本書の中でも紹介されている、男女の性差、性格の差というような本は読んでおいた方がいいんじゃないかなと思います。 パートナーをより深くするためにも、相手に効果的なダメージを与えるためにも重要ですね。 活用法は人それぞれですが。

あと、先日、『モテ本案内51』の著者の水野さんの出版記念パーティーに行ってきました。
たくさんの方と交流させていただき楽しい時間を過ごすことができました。

水野さんパーティー

2次会で大塚 寿さんとお話しさせていただきましたが、やっぱモテも職場も人間関係も元気や活力重要だなと思いました。
齋藤孝さんばりに「ミッション! パッション! ハイテンション!!」とでも、唱和しようかな。その前に一服だな。


職場活性化の「すごい!」手法 (PHPビジネス新書) (新書)
4569705812大塚 寿 (著)

モテ本案内51 (単行本(ソフトカバー))
4887597762
水野 俊哉 (著)

ベストセラー『成功本50冊「勝ち抜け」案内』(光文社)や『ビジネス書のトリセツ』(徳間書店)で知られる著者が、今度はモテ本を斬る!

600冊以上のモテ本を読破したなかから厳選した51冊のそれぞれのメソッドをわかりやすく解説すると同時に、
幅広いジャンルのモテ本から導き出したビジネスと恋愛に共通する成功法則や、社会的事象にも言及している。

巻末には「あなたを結婚へと導く10のステップ」をはじめ、51冊のモテ本の位置づけが一目でわかる「モテ本マトリックス」、
自分に適した結婚パターンを知る「婚活マトリックス」、数々の恋愛本のベストセラーを生み出しているぐっどうぃる博士との特別対談なども掲載。
正しいモテ本の読み方、実生活への活かし方がわかると同時に、モテ本を読んだことがない読者でも「へ~、こんなことが書いてあるのか!」と「のぞき見」感覚でも楽しめる豪華な一冊。

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ちょっと恥ずかしいタイトルですが、「lifehacker.jp
ライフハッカー[日本版]|仕事も生活も上手くこなすライフハック情報満載のブログ・メディア
で、「カリスマ書評家がチェックした 『フリー~〈無料〉からお金を生みだす新戦略』のポイント」を3回に分けて記事にさせてもらいました。

カリスマ書評家がチェックした 『フリー~〈無料〉からお金を生みだす新戦略』のポイント(前編) : ライフハッカー[日本版]

カリスマ書評家がチェックした 『フリー~〈無料〉からお金を生みだす新戦略』のポイント(中編) : ライフハッカー[日本版]

カリスマ書評家がチェックした 『フリー~〈無料〉からお金を生みだす新戦略』のポイント(後編) : ライフハッカー[日本版]


上の写真が僕が読んだフリーです。普段こんな感じでポストイットを貼っています。今回、このポストイットを貼った箇所を全文引用してライフハッカーさんで記事にさせてもらいました。
(大量の引用は許諾済み)

フリー~〈無料〉からお金を生みだす新戦略』もアトム時代からビット時代への大きな流れを感じさせて面白いですが、こういう僕がポストイットをつけた箇所が価値を持つというのもまた面白いなあと思いました。

フリー~〈無料〉からお金を生みだす新戦略』を未読の方は、ぜひ購入の参考に、すでにお読みの方は自分が響いた箇所と対比させて記事を読んでいただければと思います。


4140814047
フリー~〈無料〉からお金を生みだす新戦略 (単行本)
クリス・アンダーソン (著), 小林弘人 (監修), 高橋則明 (翻訳)

●内容紹介 「世界的ベストセラー『ロングテール』の著者が描く21世紀の経済モデル」 「〈フリーミアム〉という新しいビジネスモデルを提唱し、ビット世界の無料経済に正面から取り組んだニューヨーク・タイムズ・ベストセラー」

なぜ、一番人気のあるコンテンツを有料にしてはいけないのか?
なぜ、ビット経済では95パーセントをタダにしてもビジネスが可能なのか?

あなたがどの業界にいようとも、〈無料〉との競争が待っている。
それは可能性の問題ではなく、時間の問題だ。
そのときあなたは、創造的にも破壊的にもなり得る
このフリーという過激な価格を味方につけることができるだろうか?

●無料のルール
1.デジタルのものは、遅かれ早かれ無料になる
2.アトムも無料になりたがるが、力強い足取りではない
3.フリーは止まらない
4.フリーからもお金儲けはできる
5.市場を再評価する
6.ゼロにする
7.遅かれ早かれフリーと競いあうことになる
8.ムダを受け入れよう
9.フリーは別のものの価値を高める
10.稀少なものではなく、潤沢なものを管理しよう

ワイアード誌編集長が放つ最新作。
世界25か国で刊行!


ちなみに僕が普段使っているポストイットは
3M|透明スリム見出し/フィルムスリム見出し|フラッグ 透明見出し|ポスト・イット?製品|文具・オフィス用製品|製品とサービス
B000IGR35Q
3M ポスト・イット フラッグ 透明スリム見出し・エコノパック 9色混合 4.4×0.6cm 680MSH


です。

使っている理由は
・普通の紙の付箋だと、本文部分が隠れることがあるので不便。下半分は透明じゃなきゃダメ!
・幅が細くないと、どこに付箋を貼ったのかピンポイントでわからないことがある。幅が太いとだめ!
・持ち運びやすくなきゃヤダ! 固まりみたいな状態の付箋は持ち運びしにくい。(本などにはさみにくい)
などの理由からです。

ちなみに、「付箋の色は使い分けしてるんですか?」と聞かれることもありますが、それは特にないです。
読書中に、読書のスピードを一定に保ちたいのであまり面倒なことはしたくないです。

本当は、ドッグイヤー(ページの端をおる)ですませたいですが、それだと
・「どの部分か?」がわかりにくい
・なんかの拍子に元に戻る危険がある
ので、今はポストイットを手元において随時読みながら貼る方式になっています。


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『忘年会議 最終章』に行ってきた!


百式 100SHIKI」の田口さんと「情報考学 Passion For The Future」が主宰する、忘年会議の最終章に行ってきましたー!

『忘年会議 最終章』へのお誘い! - IDEA*IDEA ~ 百式管理人のライフハックブログ
忘年会議2009(最終回)開催のお知らせ - 情報考学 Passion For The Future

続きます

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「とろけるリズムにのって~」
ノリノリで広瀬香美さんの新曲を口ずさみながらの、エントリー。

過日、都内某所(って、バレバレっぽいですが)で、広瀬香美さんのシークレットコンサートに勝間和代さんのお誘いで行ってきましたよ。

B002TODDPO
とろけるリズム [Single] [Maxi]広瀬香美

1. とろけるリズム
2. ビバ☆クリスマス~君への贈り物

B002TODDPY
タイアップコレクション~広瀬香美のテレビで聴いたあの曲達~広瀬香美

1. 愛があれば大丈夫
2. ロマンスの神様
3. 二人のBirthday
4. ゲレンデがとけるほど恋したい
5. 愛はバラード
6. DEAR...again (Ver.2.05)
7. promise
8. 夏だモン
9. ストロボ
10. Search-Light
11. 甘いお話 part3
12. GIFT
13. 冬のモチベーション
14. とろけるリズム

(写真があるので、続きます)

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蕪島
(写真はイメージです。本文とは直接関係ないです。夕暮れの八戸市蕪嶋、マリエント、八戸大橋)

八戸の歩き方(青森県八戸市周辺の路線バス、交通、主要施設情報)の中の人の紹介で、青森県八戸市の起業家や起業家を志す人達の集まりに行ってきました。場所は、八戸市の三日町の「香彩珈琲 みな実」。

ふるさたーんバレーネットワーキング~八戸を元気にするミーティング

八戸版ビットバレー「ふるさたーんバレー」です。

名前の由来は・・・省略。

我らが故郷で起業を志す人、経営革新を起こしたい人、何かに挑戦しようとする人、自分の経験やスキルを人に提供したい人、仲間のサポートや力が必要な人、皆から刺激を貰いたい人そして志高く八戸を変えていきたい人全員集合。

定期的にネットワーキングの会(情報交換、名刺交換)を開催します。どんどん仲間を増やし八戸と自分の未来を変えていきましょう。



ヤフーバリューインサイト(株)創業者で、八戸大学客員教授の大谷真樹さんが講師を務めている、「八戸大学・八戸短期大学総合研究所 起業家養成講座」の卒業生や現在受講中の方やそのお友達が多かったですね。
第1回 起業家養成講座:Research Institute Hachinohe University
第2回 起業家養成講座:Research Institute Hachinohe University

交流会の様子
(写真は「第1回目の八戸版ビットバレー「ふるさたーんバレー」が開催 | 青森県 | 青森県八戸市 ホームページ制作・作成 studio md」から、拝借。右側に僕の後頭部が写ってる!)


名刺交換させていただいてHPがある方を順不同で
サガミの視点(旧:nobuの部屋)
シーフードシティ研究所blog
青森県八戸市 ホームページ作成・制作専門のオラネット
八戸市情報・オラシティ八戸 -青森県八戸市の地域検索-
どこだ.jp ホームページ制作やってます!
稼げるサイト、ブログ、メルマガを作ろう!「カスタネット」
株式会社サン・コンピュータ
studio md(スタジオエムディ) | 青森県八戸市 十和田市 三沢市のホームページ制作・作成
(会社名刺っぽい方は自粛)

twitterのリストも作ってみた。
Twitter ふるさたーんバレーネットワーキング list


日頃、一人で本読んだり、ネットしたりするのが好きな僕ですが、高い志を持った方々との対話はやはり刺激になりますね。他の方から、教えられることももちろんたくさんありますし、自分自身の埋もれいる資源の発見もありました。

場所が八戸市の中心街の三日町でしたが、外を見ると、自分が高校のときに通っていた、ロッテリア、書店、楽器店が軒並み無くなっていたのでやはりさびしいなあと。寂しいと言いつつ、自分自身ここ数年中心街で買い物をした記憶もないので、なんというか複雑です。

翌日は
第2回 起業家養成講座:Research Institute Hachinohe University
の講座を見学させていただきました。
講座休憩中
講座の内容は
・起業家の本を読んで、感想を発表、感動を共有 ブレスト
・各自のロードマップの発表 ブレスト
・SWOT分析とは ブレスト
でした。

偶然にも、僕の得意分野で興味もあるビジネス書の内容だったのラッキー! 次の回だと「財務分析」だったらしい。次の回じゃなくてよかった(笑

各自、読んできた本の感想を発表し合いましたが、僕も飛び入りで『フリー~〈無料〉からお金を生みだす新戦略  クリス・アンダーソン (著)』を紹介させていただきました。

単純に、「本の感想を発表する」と言っても
・読んだ本の内容を理解する
・適切な長さに要約する
・聞き手の前提知識に合わせて話す。
などのスキルが必要なので、案外難しいと思いますが、皆さんうまかったですね。さすがです。

講座全般に、座学でずっと聞いていると言うよりは、各自の発表やブレストが中心なので、13:00~17:00までという時間でしたが、あっというまに過ぎたという印象です。
起業のロードマップなんかも一人で作れと言っても、多分実際作らないだろうし、こうやって発表することにより、後には引けなくなるんじゃなって、いいんじゃないかなあと思いました。


あと、少し気になったのが、参加者の方々から「市内の書店のビジネス書売り場がイマイチ」「図書館にもビジネス書はあまりない」というお話をうかがいました。そういう印象は僕自身も持っています。 その一方、僕の家では商売柄?結構な勢いでビジネス書が増え続けていて、読みたい人がいるならお渡ししたいと思うのですが、なにかうまい仕組みはないかなあ。

湊の朝市にでも持って行ってみようかなあ。でも、早起き苦手だしなあ。

次回の「ふるさたーんバレー」のときに、誰かに相談してみよう。そうしよう。

「ふるさたーんバレー」の集まりに参加したい方は、ウェルカムだそうですので
ふるさたーんバレーネットワーキング~八戸を元気にするミーティング
を、随時チェックされるとよろしいかと思います。

僕も、次回も行ってみる予定。お会いしましたら、よろしくお願いします。

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勝間和代さんの新刊『やればできる』僕も早速読んでますが、その中で紹介されている、MBTIテストをやってみましたよ。

私たちの行動や思考パターンを4つの指標
1)EI指標:どこに関心を向けることを好むか
2)SN指標:どのように情報を取り入れるか
3)TF指標:どのように結論を導くことを好むか
4)JP指標どのように外の世界と接することを好むか

で2つずつに分け、2の4乗で16分類するものです。



・外向(E)型 ー 内向(I)型
・現実(S)型 ー 直感(N)型
・思考(T)型 ー 情緒(F)型
・規範型(J)型 - 柔軟型(P)型

ですね。

ネットでも、無料でできるということなので、やってみた。
タイプ別性格判断

結果は

・×外向(E)型 ー ○内向(I)型
・○現実(S)型 ー ×直感(N)型
・○思考(T)型 ー ×情緒(F)型
・○規範型(J)型 - ×柔軟型(P)型


で、内向的、現実的、思考的、規範型のISTJ型でした。

向いている職業としては、軍人のようです。
この年で、軍人に向いてるって言われてもなあ。体力に自信ないし。

以前、ストレングスファインダーも試してみましたが
「さあ、才能(じぶん)に目覚めよう」 の ストレングス・ファインダーの結果:[俺100]

そのときは、測定方法を間違ったかもしれないという不安もありましたが、今回と大体同様の結果でした。
合ってるんだな。やはり。

外向的で、直感的、情緒的、柔軟型のディスカヴァートゥエンティワンの干場社長などからすると
Twitter / 干場弓子: .@seikoubon 見事に正反対でした! 外向・ ...

「この人、なんでこんな性格なんだろう?」とか僕のことを思うかもしれません。まあ、お互い様ですね。
でも、『やればできる』に、足りない部分はみんなで補い合って力を合わせてと、書いてあるので、ベストパートナーかも!社長よろしくお願いします!


多様性を認識しつつ、自分のいいところは伸ばしていこう。
内向的、現実的、思考的、規範型が生かせるような機会を増やさなくては!

でも、面倒くさそうな人ですね。僕のISTJ型は。あまり、おつきあいしたくない感じ。自分でよかった!ツイてる!

4478009546
やればできる―まわりの人と夢をかなえあう4つの力 (単行本)
勝間和代著

<もくじ>

■プロローグ
─「やればできる」、本当の自己啓発は助けあいにあった!

■第1章 「しなやか力」
─まわりに貢献できるような自分の"長所の種"を見つける

■第2章 「したたか力」
─自分の長所を伸ばすことにひたすら集中する

■第3章 「へんか力」
─絶え間なく変わり続ける

■第4章 「とんがり力」
─自分が力の中心になる世界に行く

■エピローグ
─『やればできる』を書いた理由

4532149479
さあ、才能(じぶん)に目覚めよう―あなたの5つの強みを見出し、活かす (単行本)
(新品じゃないと、ストレングスファインダーは受験できません)

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アメリカのビジネス書の名著集です。監修はビジネスブックマラソンで、おなじみの土井英司さん。

本書の特徴は、真に実践的である書籍を厳選しているということでしょうか。 CEO向けということで、大所高所から見下ろしたような高尚なものを安易に入れるということを良しとしていない。 たとえば、ビジネスマンなら当然読んでおくべきであろうが「国富論」や「プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神」などは入っていない。

その一方で有益とあれば、「ゲリラマーケティング」のような、文字通りゲリラ的な本も入っている。

また、本書の特徴としては、翻訳書のブックガイドということで、当然原書のタイトルもそれぞれ掲載されていますが、それが各項目の先頭の非常に見やすい位置にあります。
日本語のタイトルと英語のタイトルが違いすぎる場合などに「あれ?」となりますが、「なるほど、原書のタイトルはこうだったのか」という楽しみもあります。また、原書の表紙も掲載されているので、日本語版との装丁の違いの比較も楽しかったり。

たとえば、僕の周りでも、「ビジョナリーカンパニー2」を勧めくださる方が結構多いのですが、「なんで中途半端に2を勧めるんだろう?」と思ってましたが、本書を読んで原書は「ビジョナリーカンパニー」と「ビジョナリカンパニー2」とは別のタイトルだと気がついたり。


また、日本だとなにかの都合であまり売れなかったり、すぐに消えたような本もそういう事情などとは関係なく載っているので嬉しい。

たとえば、(と、悪い例で出すのも恐縮ですが)

4887593066
LEAP! (単行本)

↑これタイトルを見て、なんの本か全然わからなかったけど、「究極のリーダーシップをフィクションで説いた一冊」愛(love)、エネルギー(energy)、大胆さ(audacity)、証(proof)でLEAPなのか。

0465078079
The Story Factor: Inspiration, Influence, and Persuasion through the Art of Storytelling (ペーパーバック)

あと、同様にベスト100に入っている「The Story Factor」のAnnette Simmons の新作が日本だと、日本だとあまり売れてなさげだったり。


4876885990
感動を売りなさい―相手の心をつかむには「物語(ストーリー)」がいる。 (単行本)
アネット シモンズ (著), Annette Simmons (原著), 柏木 優 (翻訳)
幸福の科学出版 (2008/04)

そういう、日米の人気の違いも面白いですよね。

本書の中紹介されている100冊の中で、日本語に未訳な書籍やだいたい15冊くらいありました。100冊のうち、85冊は日本語で読めるわけですね。これを「8割以上も日本語で読める!幸せ、日本最高!日本語最高!」とみるか「ベスト100に入っているような書籍でさえ、全部読めるわけではない。やはり英語が必要だ。情報格差だ!鎖国状態だ!」は、人それぞれと思います。

僕は、「できれば英語でも読みたいなあ」と思います。もちろん、思うだけです。


ビジネス書好きな人なら、紹介されてる本の最初の5冊のリストを見ただけでも思わずにやりとしてしまいそうな本です。


4062155699
アメリカCEOのベストビジネス書100 (単行本)
ジャック・コヴァート (著), トッド・サッターステン (著), 土井 英司(「ビジネスブックマラソン」編集長) (監修), 庭田 よう子 (翻訳)

「デキる人が30歳までに読んでいるビジネス書はこれだ!」......土井英司(「ビジネスブックマラソン」編集長)

『エクセレント・カンパニー』『7つの習慣』『ビジョナリー・カンパニー2』『経営者の条件』『人を動かす』『トヨタ生産方式』『リーダーになる』『マネー・ボール』『イノベーションのジレンマ』『販売成約120の秘訣』『ティッピング・ポイント』『ストレスフリーの整理術』『チェンジ・リーダーの条件』『プロフェッショナルの条件』『イノベーターの条件』『ザ・ゴール』......数多あるビジネス書から厳選された、マスト・リード(読むべき)100冊!

新入社員から経営者・CEOまで、この本がビジネスを変える、あなたを変える!

●本文から
11000。これは、2007年にアメリカで出版されたビジネス書の数だ。1冊ずつ積み重ねたら、9階建てのビルの高さに相当する。この9階建ての紙の塔に詰まった8億8000万語をすべて読むには、6年半かかる計算だ。この紙の塔のどこかに、あなたが現在抱える仕事上の問題の解決策が秘められている。
ビジネス書を購入する理由で一番多いのは、問題の解決策を見つけるためという調査結果が出たそうだ。およそ20ドルと2時間半の時間を費やすだけで、優れたビジネス書から高品質の提案が得られる。だが、ビジネス書にはそれ以上の価値がある。もしその気があるのなら、ビジネス書を読めばあなたは変わることさえできる。
とはいうものの、このような珠玉の作品を見つけるのは難しい。新刊が次から次へと世に出されるなかから逸品を見分けるためには、フィルターが必要になる。その解決策が、本書なのである。(まえがきより)

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本田直之さんの新刊は、個人が"選ばれ続ける人"になるための『パーソナル・マーケティング』の技術です。

ほんの10年くらい前であれば、大企業にでも入れば定年まで面倒をみてくれたんでしょうけどね。そんな時代は過ぎ去ったようで。そんな時代ですから、社内的にも頭角を表さなければ足下がぐらつくのはもちろん、広く外に通じるようなビジネスパーソンになりたいものです。


本書は、本田直之さん自身と本田さんがプロデュースした方の実例にそくした、自分自身のマーケティングの実践的な手法を紹介しています。

「自分自身のマーケティング」というと「あぁ。売り込みね。売り込み嫌いなんだよね。苦手だし」と思う方もいるかもしれませんが、それはちょっと違う。

本田さん自身も「売り込みは嫌い」と本書でも書いてますし、過去の「なまけものシリーズ」などを読んでもそんなに積極的にハイテンションで自分を売り込む方とも思えず。

「じゃあ、なんなんだ!」といえば、まずは自分を客観的に見つめること。

商品や他人のことであれば「あれじゃ、売れないね」「あんなんじゃ、どこ行ったって通用しないよ」と、さんざんな評価を下す人でも、とかく自分自身のこととなれば、なかなか客観的に冷静な判断は難しいものです。

自分自身を商品ととらえ、その商品を「適切な市場はどこだ!」「市場の大きさは!」「市場の永続性は!」と考えて配置しなければいけませ
ん。

普通の商品であれば「こんな商品売れないね。他の商品にしよう」「適当にやって、売れませんでした。って、言って返品しよう」ということも可能ですが、自分自身であればそうもいきません。

商品を替えるわけにはいきませんから、商品のよいところをみつけ、適切な市場に送り出したいものです。


強みを探し出したり、市場を探すための方法が本書でも色々紹介されていますが、案外泥臭い。量稽古。

たとえば


・人に教えられることを20個リストアップしましょう
・うまくいった事、成果が上がったこと、人に教えられることを100個リストアップしましょう
・あなたのキャッチフレーズを100個考えましょう

100個もかよ!と、思わないでもないですが、無手勝流で飛び出して、羅針盤のない航海を続けて迷走するよりも、先に量を出して、適切な強みや市場を見つけた方が、手戻りが少なくて、トータルの作業量は断然少ないんだろうなあ。

セルフメディアの重要性も書かれていましたが、僕もブログは開設しているものの、プロフィールとか書いてないし、メディアキット(自分が取り上げられた記事のスクラップ)も、以前はサイドバーに貼り付けていたものの先日リニューアルしたときに外しちゃったし、そういう意味では今一歩フル活用してるとは言い難い。 まだまだやれる!伸びる!ツイてる!


最近、勉強会とかセミナーとか割と盛んですが、そういうのに煩雑に出る方やこれから出ようとしてる方は必読ではないかと思います。


本書でも再三書かれていますが、表面をとりつくろったり、過剰に自分を大きく見せることより
・「自分が言いたいことを言う」じゃなくて「相手が聞きたいことを言う」
・「自分がお金を欲しい分野で稼ぐ」じゃなくて「相手がお金を払いたい分野で稼ぐ」
こういう思考って大事ですよね。どんな仕事でも相手があることですから。

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パーソナル・マーケティング (単行本(ソフトカバー))
本田 直之 (著)

会社に頼れない時代に最も信頼できるもの―それは自分だ。個人の経験と能力をどこにいっても通用する「強み」に変える本田式・自分プロデュース術。ベストセラー著者にして敏腕プロデューサーでもある本田直之が初めて明かす、個人ブランド構築の鉄則。

【パーソナル・マーケティングの基本戦略】 法則01 パーソナル・マーケティングがうまくいっている人の共通点 法則02 パーソナル・マーケティングがうまくいっていない人の共通点 法則03 パーソナル・マーケティングのポイント 法則04 パーソナル・マーケティングのフレームワーク

【自分の強みを洗いなおす】
法則05 会社のブランドに頼らない
法則06 キャリアアップよりもプロフィールアップを目指す
法則07 プロフィールにストーリー性を持たせる
法則08 将来の成功イメージから逆算する
法則09 自分にタグを貼る
法則10 アンチタグリストをつくる
法則11 人に話を聞いてもらう
法則12 転職エージェントに登録する
法則13 モデルを決め、その人と自分を比較する
法則14 「人に教えられること」を持っている
法則15 「強み」は掛け算】

CASE STUDY 1/山本ケイイチさん

【ターゲットを明確にする】
法則16 「誰の役に立つか?」を徹底的に考える
法則17 うまくいっている人のやり方を真似する
法則18 「相手はあなたに何を求めているか?」を考える
法則19 時代のニーズを読みとる
法則20 まず、狭いマーケットで一番になる

CASE STUDY 2/泉正人さん

【断片的な経験や能力を体系化する】
法則21 成功体験をリストアップする
法則22 「たまたま」の成功を「何回でもできる」スキルに変える
法則23 ニーズとマッチさせて「切り口」をつくる
法則24 ロジカルにまとめる練習をする

CASE STUDY 3/湯本優さん

【他人との差別化をはかる】
法則25 「自分ならでは」の独自性をつくる
法則26 キャリアをミックスさせる
法則27 「もうひとつの個性」を見つける
法則28 自分のキャッチフレーズを持つ

CASE STUDY 4/四角大輔さん

【個人のプロモーション戦略を考える】
法則29 セルフメディアを持つ +WORK
法則30 自分の名前を検索してみる +WORK
法則31 独自の言い回しでクチコミをつくる
法則32 マスメディアと上手に付き合う
法則33 メディアキットをつくる
法則34 本を出版する

【個人ブランドをマネジメントする】
法則35 長期ブランディングを目指す
*目次より抜粋


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パーソナルブランディング 最強のビジネスツール「自分ブランド」を作り出す (単行本)
ピーター・モントヤ (著), 本田 直之 (翻訳), ティム・ヴァンディー (著)

4478002754
レバレッジ人脈術 (単行本)
本田 直之 (著)


4270003219
一生モノの人脈力 (単行本(ソフトカバー))
キース フェラッジ (著), タール ラズ (著), 森田 由美 (翻訳)

「人脈の本を書いている本田さんがおすすめする人脈の本」

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