小林正観 さんの本は今まで限られた場所でしか売ってなかったようですが、最近の新しい本は色々な所で売られて入手しやすくなってるみたいですね。
Amazonでも売っています。
●釈迦の教えは「感謝」だった 小林正観著風雲舎 (2006/05)
●宇宙を味方にする方程式 小林正観著致知出版社 (2006/02)
●楽しい人生を生きる宇宙法則 小林正観著講談社 (2006/6/16)
先日、八重洲ブックセンターに行った時に、本が並んでいるだけでなく、人文書?のベストセラーランキングでトップ10に3冊も入っていてびっくりしました。
ランキング上位に入っていることも驚きでしたが、
「競わない・比べない・争わない」の「き・く・あ」を提唱してる小林正観さんの本がランキングに入っているので2重のびっくりでした。
ご本人が狙って競ってるわけじゃないから、別にいいか。
まあ、それはさておき、今回の本も講談社からの出版なので、今までの本よりは入手しやすいと思います。
従来、直販でしか売ってなかった小林正観さんの本を、多くの方に広めたいと言うことで、講談社の方が4年もかかって口説き落としたということです。
今までの小林正観さんの本からキャリア数十年の編集者が「目を見張った」り「衝撃を
受けた」部分を抜き出し、さらに加筆修正を加えた内容となっています。
そもそも、この小林正観さんは、旅行をしながら色々な人と出会う中で「宇宙の法則」を探し続けてるという不思議な方です。
本のプロフィールを拝見すると、今は年間300回の講演をなさってるというので、そちらが本業なのかな?
その小林さんの「宇宙法則」は、なんだか胡散臭いところもありますが、人間的で好感が持てます。
同じ、胡散臭いでも「この世はあと数年で滅びる」「あと数年で日本円が崩壊」などなど、暗く人を不安な気持ちにさせるようなものとは全然違います。
例えば、
「レジで小銭を払うときに、端数がちょうど自分の財布の中の小銭とぴったり」
「信号を渡ろうとすると、ちょうど横断歩道の信号が青に変わってタイミングよく渡れた」
こういう状況が宇宙とシンクロしてる状況だそうです。。
言い換えれば「ツイてる!」状況ということ。
これが、宇宙とシンクロしてるかどうかは、科学的には証明は難しいような気がしますが、そんなこと細かく言うとツキが逃げそうですね。
だって、かわいいじゃないですか。なんとなく。
他に
「ありがとうはたくさん言う。神様がカウントしてくれてるので大丈夫」
などもかわいい。
地球の人口が増えたら神様もデータベースエンジンをバージョンアップしなきゃないのかな。などと余計な心配したり。
「今のままではスケーラビリティが…。最近は予算厳しいんだよなぁ」
なんて神様が言ってる姿を想像すると面白いですね。
と、こんな事を想像したくなるようなほんわかムードの本。
別にこの本の全部の事を本気になって信じる必要も無いと思いますが、色々なものの見方をするためには勉強になる本です。
世の中の色々な利害関係を相手の立場に立って考えるためにも役に立つと思います。
最後に、私は
「こういう本(ありがとう、感謝系の本)をみんなが読めば、戦争はなくなるんじゃないか?戦争を起こす人たちは許せん!」
などと、思ったのですが
後半に
「戦争を許せん!と思う怒り、エネルギーが戦争を起こすのかもよ。一人ひとりが自分はそういう事をしない、と心に思えばいいじゃない」
と言うことが書いてあった。
テレビに向かって独り言を言うのはやめようと思った。
おやじくさいし。
以下、印象に残ったところなど、一部。
マイナスをプラスに考えるプラス思考。ちょっと変。
もともと現象にプラスもマイナスもない。
最初にマイナスと考えた時点で、マイナス思考。
最初は全て0。出来事がただ起こるだけ。
「不平不満・愚痴・泣き言・悪口・文句」を言わないの五戒
「う・に・の」「恨み・憎しみ・呪い」を禁ずる、三禁
駅のホームには盛岡行きも新潟行きもある。
どちらへも行けるように思えるが、ホームに上がった時は切符を買ってある。
行き先は決まっている。
すべてがあなたにちょうどいい。
嫌な上司も、嫌な会社も、全てがいまのあなたにちょうどいい。
楽しい人生を生きる宇宙法則
人に喜ばれる生き方が、宇宙的にトク!
講演が年300回以上!ものの見方の達人による、頑張らないラクな人生のすすめ
……だから何?愚痴や文句があなたの悩みの原因です。
●自分が明るい太陽になることが、人間関係での究極の解決法
●正義感は自分を苦しくする
●「ありがとう」といい続ければ、奇跡が起きる
●人生とは自分が書いた最良のプログラム
人に喜ばれる生き方が宇宙的にトク!ものの見方の達人による、頑張らないラクな人生のすすめ。
宇宙を味方にする方程式
釈迦の教えは「感謝」だった