最近では、サラリーマンの副業や週末起業などが雑誌をにぎわせていますが、その元祖とも言える人の本。
著者は元シャインズ、現東京プリンの伊藤洋介氏。
この方、まだサラリーマンやってるんですね。
製菓会社の広報部だそうです。
最近もなにかのTVCMで見ましたけど、商品名よりこの東京プリンが出てるのしか覚えていない(汗
普段硬いビジネス書や道徳的な本を好んで読んでるのでたまにはちょっと毛色の違う本を読んでみようかと少しやわらかいビジネス書に挑戦してみました。
シチュエーション別に言い訳が50個載ってます。
・ちょっと効いた言い訳
・けっこう効いた言い訳
・かなり効いた言い訳
・違う意味で効いた言い訳
大半はウイットにとんだ言い訳ですが、結構実用的に使える言い訳もあります。
たとえば、
「前に教わったけど、また教えてほしかった」
時の言い訳
こういうシチュエーションは、パソコンが苦手な上司が部下に操作を教わるときに良くあることかと思います。
聞きたい。しかし、聞きづらい。
素直に聞けばいいのにプライドが邪魔をする。
さて、そんな時は…
「この前の件、上手な教え方を教えてくれないかな?」
と言うと吉だそうです。
なるほど、うまい。
あと、
「いやな仕事を部下に押し付けたいとき」
は、
「そろそろ覚えておいた方がいいだろう」
だそうです。
驚くのはこれらが全部実話だということ。
こんなこと書いて会社大丈夫なのかなと思う言い訳も多々あり。
軽い感じで読めるので、カタイ自己啓発書やビジネス書に疲れた方にお勧め。
しかし、ここまで言い訳するのはある意味サラリーマンの鏡ですね。
開き直ったりキレたりせずに、言い訳で粘る。
それも、ひとつの処世術かもしれない。
一年中言い訳ばかりでは困りますが、逆にウィットにとんだ言い訳のひとつも浮かばないようではそれもまた困りものでしょう。
あと、こういう言い訳も書き溜めるとコンテンツとして成り立つということも参考になりますね。
どの、言い訳をどの時期に使ったかという年表もついてます。
ツイてる!
こういうのも、やはりメモ術や手帳術が効いてるんだろうなー。
きっと、芸能活動や執筆活動とサラリーマンを同時に続けられるのもその辺に秘密があるに違いない。
今度は、伊藤氏のそっち関係の本も読みたくなりました。
・東京プリン・伊藤洋介の“プ”ログ
・東京プリンの週刊「プ印良品」
効いた言い訳