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2007年9月アーカイブ

Amazonでいつの間にか、オイシックスの野菜なども扱うようになったんですね。
Amazonで検索「OISIX」「オイシックス



卵やバナナ、納豆まであるよ。

100円ちょっとの商品もあるので(一番安いのは61円のもやしだった)


書籍は1,470円とか1,365円とか微妙な値段のところで、送料無料にならないものも多いので、送料調整用にちょうどいいかもしれないですね。

ただし、発送時期は「通常1~2週間以内に発送」のものが多いので注意が必要かも。

それと

この商品は、オイシックス株式会社 が販売、発送します。

という記述があるのも気になるところ。
どういう扱いなんだろう。

送料調整用に使えるのかな?使えないのか!どっちだろう。
※(追記があります)

でも、Amazonでバナナを頼んで、数日して忘れた頃に、
宅急便の人に「南米のアマゾンからバナナが届いてますよー」と言われたらビビりますね。


●9月28日 追記

アマゾン経由でOisix(オイシックス)の有機野菜宅配
でも、教えていただきましたし

自分でも確認しましたが、
Amazonの通常の商品とオイシックスの商品が合算して1,500円以上でも
送料無料とはなりませんね。

1,365円の書籍と323円のバナナを買った例

amazon オイシックス 送料

1365円と323円で1700円位かなと思いきや、合計で2800円超の高い買い物に…

Amazonの送料とオイシックスの製品それぞれに送料がかかりますので、送料調整には使えませんね。
やはり、無難にCD-RやDVD、電池当たりが無難なところか。
しかし、最近はエレクトロニクスにもオイシックス同様にマーケットプレイスみたいな扱いの業者が増えてるので油断がならない。

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28歳からのぶっつけ留学成功法 などの著書をお持ちのエグゼクティブ留学.comの平川理恵さんの新刊のAmazonキャンペーンが各所で話題ですね。

土井英司さんのビジネスブックマラソンやマインドマップ的読書感想文【留学!】「「超」短期トップビジネススクール留学ガイド」のキャンペーンDVDが美味しそうな件:マインドマップ的読書感想文の記事でも取り上げられてました。


話題の書は

【留学!】「「超」短期トップビジネススクール留学ガイド」のキャンペーンDVDが美味しそうな件:マインドマップ的読書感想文

欧米のビジネススクールには、MBA(経営学修士)の学位を取得する長期就学型のコースの他に「エグゼクティブプログラム」と呼ばれる2日~数週間の短期集中型のコースがあります。 多忙なビジネスマンでも海外出張や夏休みを利用してこれらの講座に参加し、短期間で海外トップビジネススクールのカリキュラムを修めることができるため、人気を集めています。 本書は、その「エグゼクティブプログラム」の学校・コースの概要・選び方を知ることができ、手続きまで行うことができる総合ガイドです。

ビジネススクールへの海外留学の本だから、「そんなの関係ねぇ」と一瞬思ったのですが、

2日~数週間の短期集中型のコースがあります。

なんと、そんな短期のコースもあるんですね。

詳しいことを知りたくて、平川さんのAmazonキャンペーンのページを見ると
キャンペーンのご案内

■期間はわずか2日間のものから、2ヶ 月に及ぶもの、日本出発から帰国まで約1週間のコースまで多数あり。
 これなら会社を辞めずに超一流の授業を受けられ、夢のMBA取得にもグッと近づきます。

■しかも、学歴不問、年齢不問、TOEFL・GMATも不要。


意外に敷居は高くないのかも。
もちろん、今すぐ行くのは無理としても、こういうコースがあるというのを知っておくと、勉強することの目標の一つにもなり、勉強にも身が入るというものです。

■しかも、ビジネススクールの修了証書をもらい、未来永劫、卒業生として同窓会にもご招待されるのです。  そこで築き上げられる人脈は・・・!あなたの人生を一変させるでしょう。

なんと!卒業生として同窓会にまで出られるとは…
思えば、履歴書やプロフィールなどに、「米国○○大学ビジネススクールエグゼクティブコース修了」なんて書いても、たいていの人はそれがどんなところか知りませんからね。
二日でも留学は留学ですし。

「1回は1回」という言葉もあるように、期間も大事ですが、やはり一度体験してみる事が重要かもしれませんね。
そこで合うようだったら、今度は長期留学してもいいわけですし。


そして、各所で話題となっているこの本の特典はというと

著者である平川が今年5月に各ビジネススクールを直接訪問してきました。
その際の、ナマ映像とナマ写真を、日ごろの感謝を込め、本キャンペーンのためだけに特別編集いたしました。
映像で、よりリアルにMBAのライブ感をDVDにてご堪能いただけます。

おぉー。これは豪華特典。
やはり、「百聞は一見にしかず」といいますからね。
これを見て、雰囲気をつかむもよし、あきらめるもよしですね。

ビジネス英語の勉強をしてる方は、モチベーションアップとして毎日ながめてもいいかもです。


特典の申し込み方法は

【ステップ1】 9月28日(金)24時までに以下のリンクよりアマゾンで本を購入
        『「超」短期トップビジネススクール留学ガイド』
          http://www.amazon.co.jp/dp/4757412770

【ステップ2】 届いた注文確認メールをそのまま以下のアドレスに転送

          ※件名は本人の場合、本人の名前(例:平川理恵)。
          注文確認メール送付用メールアドレス
          info@executive-ryugaku.com

後日、メール便にてDVDをお送り致します。

と、ありますが、詳しくはリンク先で確認してみてくださいね。

また、今回の対象書籍は

会社を辞めずにハーバード留学!2日で学歴にハクがつく「超」短期トップビジネススクール留学ガイド
会社を辞めずにハーバード留学!2日で学歴にハクがつく「超」短期トップビジネススクール留学ガイド

ですが、

平川さんの既刊留学本は

7月に発売されたばかりの

28歳からのぶっつけ留学成功法 (生活人新書 225)
28歳からのぶっつけ留学成功法 (生活人新書 225)

「キャリアに効く留学は今すぐ決断!」
留学はしたいときがするとき!
28歳からでも、決心したらぶっつけ留学に挑戦しましょう。
後悔しない人生を送るための、
絶対にキャリアに効く留学成功法をお教えします。
履歴書に映える留学は、英語のスコアと学位の取得がポイント。大学院へ行くマジ留学から、会社を辞めずに行けるエグゼクティブ留学まで、あなたにあう留学が見つかります。
著者の留学カウンセリング経験5000人以上ならではの、多数の事例と具体的な学校提案、ノウハウがぎっしり詰まった1冊です。

もあります。

興味のある方は、こちらから読んでもいいかも。

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「レバッレジ」というキーワードで

レバレッジ・リーディングでは「知識」を
レバレッジ時間術―ノーリスク・ハイリターンの成功原則では「時間」というパーソナルキャピタル
レバレッジ・シンキング 無限大の成果を生み出す4つの自己投資術では、すべての基本となる「考え方」を

提唱し、レバレッジの効いた考え方・知識の吸収の仕方・時間術を書いてきた、本田さんの、いよいよ実践編というべき勉強本です。

まずは前書きから


私は、勉強が嫌いです。
極力ゆったり暮らしたい性格で、筋金入りの面倒くさがり屋。まじめにコツコツやるのも苦手です。
[略]
私が勉強する理由はただひとつ。
勉強も大嫌いですが、無駄な事はもっと嫌いです。

こんな事を書くと、「勉強とは高尚なもので、人間の本能である知的好奇心を満たし、学習する過程で己を磨くものである」なんて、求道者的な人から怒られそうですが、実際、多読により効率よく知識を吸収することを説いたレバレッジ・リーディングのコメントにも

ビジネス書ばかりを要領よく読んでいては感性が磨かれない。文芸書も大切だ。とコメントしてくれる方もいました。

これに対し本田さんは


わたしが言いたいのは「自分を成長させたい、成果をあげたい、収入を上げたい」という目標を持っている人は、読書でも勉強でも、レバレッジを聞かせるのが目的地にたどり着く近道だということ。

[略]
いったんこのサイクルができてしまえば、必死で努力しなくてもビジネスは成功し趣味・教養を心ゆくまで追及できるようになるのです。

趣味・教養も、もちろん大事ですが、現代社会では霞を食べて生きていくわけにもいかない。
どうやっても、収入は必要ですから、それならその収入を得るためには少ない労力・時間で、最大の効果を得たいものです。
そして、そこで得た収入や時間で、心ゆくまで趣味・教養を味わうと。

そのためには、レバレッジリーディングで知識を効率よく吸収したり、レバレッジ時間術で、効率的な時間の使い方をする必要がありますね。

そして、本書の「レバレッジ勉強法」の方法で勉強すると。

そうは、言っても「会社の仕事だけで疲れてるし、忙しいし、勉強してる暇なんてないよ」という方もいらっしゃるかもしれません。

そこが、逆なのです。

レバレッジリーディングの中で本田さんは
「読書の時間がないのですがどうすればいいでしょうか?」という質問に「読書しないから時間がないのです」と答えています。

その言葉を借りれば、勉強する時間がないのは
「勉強しないから、時間がないのです」

ついでに勝手に言えば
「勉強しないから、出世もしない」
「勉強しないから、金も無い」
という感じでしょうか。(ちょっと言いすぎかな)


そんなことを踏まえ本文に入ると


まず、最初の文章の

頭の良さは勉強の邪魔になる

という言葉に衝撃を受ける。

たいていの人は「????」と思うはずですが
これは、頭の良い人は「勉強する意義とは?」「なぜ私は忙しい時間をけずって勉強しているのだろうか?」
などと哲学的に考えてしまうからですな。

その解決法は「深く考えない」「余計な事は考えない」「ひたすら作業と割り切ってたんたんとやる」とシンプル。

こんな感じで、一度決めたら淡々とやった方がよろしいようですね。


しかし、「一度決めたら淡々とやる」と言っても、最初の方向性が間違っていては、間違ったことを淡々とやることになってしまいます。
なので、最初の方向性はとても重要。

まず、自分の「目的」と「成果」をクリアにして「ROI:投資効率・投資収益率」を考えることです。

漠然と「英語が出来ればいいな」ではダメ。
「英語ができるようになり、外資系企業に就職し、今より年収が○○%アップ」
「金融の知識を得て、今はITに強いので、ITと金融に強いエンジニアになり転職して年収○○%アップ」
と、自分の勉強にかけた時間とエネルギーに見合った投資効果が得られるかどうかを見極めなければなりません。


人により、得意不得意もありますから、勉強に投資する時間もさまざまかと思いますが、ここでの見たてが非常に重要ですね。

それと、投資といえば「分散投資」という言葉が有名ですが、勉強に関しては分散投資はリスク軽減にはならないということ。
そんな事をしても凡庸な人間になるだけですから、一点突破で集中投資ですね。
「なんでもできる人」を目指すといっても、そんな事は不可能ですし、「○○の専門家の××さん」と言われた方が、わかりやすいですしね。そこから、色々広げていくのはもちろん自由ですし。

ここで、絞り込むポイントとしては


1)どんな自分になりたいか
2)自分の性格に合っているか
3)継続的にリターンが取れるか
4)勉強するのは嫌だが、知らないともっと損をしないか
5)まだ人がやってない希少性があるか
6)実情を知っているか
7)時流に合っているか

を元に考えると、効率よく自分の勉強すべき分野を絞り込む事ができます。


そして、今の時代において勉強してレバッレジの効く分野は
・語学
・金融
・IT
の3つ。本田さんはこの3つを「資本主義の主要3科目」としています。

これを軸として勉強すると外れは引きにくいかもですね。


これらを踏まえいよいよ実際に勉強をするわけですが、ここでも罠が。
●「勉強」より「勉強法」。仕組みづくりに焦点
「マニュアル」と呼ぶな「普遍化された先人の智恵」と呼べ。

普通の人はいきなり、勉強を始めてしまうわけですが、まずは勉強よりも「勉強法」や「勉強の仕組みづくり」に重点を置くことをすすめています。

・資格試験なら「合格体験記」を大量に読む。
・過去問から始める
・インプット・アウトプットスパイラルを作り上げる
・スケジュールで型にはめる
・ノルマ化する
などなど、仕組みづくりをしたら、後は淡々とという感じですね。

スケジュール管理に関しては「レバレッジ時間術」に詳しいのでそちらも参考になりますね。


ここまで、ひたすら効率的にすすんでいたので「暗記」に関してもなにか合理的で効率的な方法があるのかと思いきや、「暗記」に関しては
・手書き
・音読
・赤ペン
・図にして見える化

と、いたって古典的。
この辺が逆に、効率的な学習に古いも新しいもない。「要は覚えればいいのだ」という割り切りが感じられてすがすがしいですね。

新しいツールに振り回されてる感のある私は反省です。

また、ツールといえば、文房具にこだわるのもモチベーションを上げる方法としては有効なようで巻末には本田さんが愛用している文房具類が載っています。

例えば、ラミーの4色ボールペンや、amadanaの電卓など。

LAMY マルチボールペン ラミー2000 L401 (色:クロ 材質:レジン樹脂 )
LAMY マルチボールペン ラミー2000 L401 (色:クロ 材質:レジン樹脂 )


amadana LC-204-B デスクトップ電子計算機 ブラック
amadana LC-204-B デスクトップ電子計算機 ブラック


これらは、「使えればいいや」的な人からすればお高いですが、
本田さんが「世界一書きやすいボールペン」としてる
ジェットストリーム 三菱鉛筆株式会社
なら、一本150円位なので、安い。
投資効率を考えれば抜群でしょう。
コンビにでもたまに見かけるし。

長々、書きましたが、「投資効率」とかなんとか言ってても、「『勉強』とは『先人の智恵』を謙虚に学ぶこと」と、著者の本田さんは言いたいのではないかと思ったり。
ただ、そんな事を言っても、今の人には受けないし、照れくさいですからね。おそらく、そんな年でもないでしょうし。そんな暖かい人柄が見え隠れする本でもありました。

その辺が、ベストセラーを連発するための「レバレッジ」の効かせ方かな?と、うがった見方をしてみたり。

「あれこれ考えずに淡々と勉強する」と学んだばかりなのにーーーー!


【追記】
本日限りのAmazonキャンペーンがあるみたいです。
amazonキャンペーン スペシャルプレゼント!


「仕事に役立ち、継続的なリターンを得る 『レバレッジ勉強法』」
の発売を記念して、ファイナンシャルアカデミーよりスペシャルプレゼントを実施します!

9月25日(火)12:00~23:59までの間に、AMAZONにて本書をご注文いただきました方に、もれなくJFAギフト券1000円分をプレゼントいたします。

詳しくはリンク先を確認してみてくださいね。


【ブログ内関連記事】
レバレッジ・シンキング 無限大の成果を生み出す4つの自己投資術:[俺100]
レバレッジ時間術―ノーリスク・ハイリターンの成功原則:[俺100]
レバレッジ・リーディング:[俺100]
社会人版ドラゴン桜!?「無理なく続けられる 年収10倍アップ勉強法」:[俺100]

レバレッジ勉強法
レバレッジ勉強法
本田直之 (著)
年収UPを目指すなら、働くよりも「勉強」しなさい!
「時間がない」「やる気が出ない」「続かない」
忙しいビジネスパーソンのための、最短距離で最大限のリターンを得る技術。レバレッジ・シリーズ実践篇!


レバレッジ・リーディング
レバレッジ・リーディング
レバレッジシリーズ第一弾。
ビジネス書の多読により知識を効率よく吸収だ!


レバレッジ時間術―ノーリスク・ハイリターンの成功原則 (幻冬舎新書 ほ 2-1)
レバレッジ時間術―ノーリスク・ハイリターンの成功原則 (幻冬舎新書 ほ 2-1)
万人に共通に与えられた「時間」という資産。
それをどう使うかは自分しだいですね。

レバレッジ・シンキング 無限大の成果を生み出す4つの自己投資術
レバレッジ・シンキング 無限大の成果を生み出す4つの自己投資術

考え方が変われば、未来が変わります。

無理なく続けられる 年収10倍アップ勉強法
無理なく続けられる 年収10倍アップ勉強法
勝間 和代 (著)
勉強本ではこちらも激おススメ。

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「やる気」の大家、佐々木正悟さんの「やる気」の本。

新婚の時には、あんなにラブラブだったのに、いつしかアッチの方は疎遠になり…
という方におすすめのワイフハックス本です。
一瞬にして「やる気」を引き出し、3倍速で夜も仕事をこなします。
嘘です。ごめんなさい。

今まで、
ライフハックス鮮やかな仕事術―やる気と時間を生み出すアイディア (MYCOM新書)
ライフハックス心理学 みるみる「やる気」と「時間」を引き出す43の方法
と、サブタイトルに「やる気」を冠した本を出してきた佐々木さんがついにメインタイトルに「やる気」を冠した本を出版です。


一瞬で「やる気」がでる脳のつくり方
一瞬で「やる気」がでる脳のつくり方
佐々木 正悟 (著)

■第1章 「やる気」に惑わされるな―「やる気」をめぐる3つの幻想
■第2章 「やる気がしない」には合理的理由がある
■第3章 「やる気」が出やすい体質になる
■第4章 ケース別「やる気」ハックス ― 今すぐ「やる気」を出す方法
■第5章 長期計画を完遂する方法 ― 英会話・ダイエット・禁煙を成功させたい人へ
■第6章 やる気の病から身を守る ― うつ・躁うつ・慢性疲労・不安障害
■第7章 他人をやる気にする方法―部下のやる気を出したい人へ
■第8章 「やる気」を意のままに操る不思議な方法


第1章から第8章まで、ひたすら「やる気」に特化した本です。

個人的にやる気があまり普段から無い方なのと、たまにやる気があっても、例えばテスト前などには、「つい部屋の掃除をしてしまう」というタイプなので本書には興味津々。

序盤の方に、「やる気は特定財源ではない」として、テスト前になぜか部屋の掃除をしたくなる心理がわかりやすく解説されています。
長年の疑問が氷解しました。

「やる気」があったとしても、脳にとっては、その「やる気」は特定財源ではないので、そのエネルギーの向く方向はなんでもいいんですね。
そして、テスト前まで勉強しなかったくらいの人は、勉強の仕方もわからないので、そのエネルギーを勉強に向ける事ができずに、とりあえず目の前の部屋の掃除に向けてしまうと。


他にも、「古いやり方に固執する心理」として、「かたくなにパソコンの不便な操作の仕方を変えない人」が事例で出てきますが、こちらも「あるある」という感じ。
以前、パソコンの日本語入力の切り替えを「半角/全角」キーではなくて、マウスでタスクバーから切り替えていた人がいましたが、はたから見ればえらく不便そうなのですが、この方も親切に教えたら「私は、こっちの方がやりやすいのにうるさい奴だな」と見事にキレてました。
これも、実は「やる気」が関連する心理で、新しく覚える事のコストと結果に対するコストが本人の中では見合ってないので、「やる気」がでないみたいですね。


やる気を引き出す要素としては

・緊急事態
・社会的意義のある行為
・「やる気」を投入すれば、十分なリターンの見込める行動

の3点が特に重要としています。

これらを人為的に引き出すために
・プチ締め切り
・作業時間の見積もりの適正化

これらを踏まえたケース別にやる気を引き出すフローチャートや、自分のやる気のみならず他の人のやる気も引き出す方法もあったりと盛りだくさん。


そして、ちょっと怖いのが第6章の「やる気の病から身を守る」の中で語られている、やる気とそれを管理する脳のバランスが崩れた「うつ、躁うつ、慢性疲労、不安障害」などの心の病気。


この本がもう少し早く出版されてれば、某国の総理大臣ももう少し踏みとどまることも出来たのではないかと思ったり。

本書は、著者の佐々木さんもやる気に満ちあふれノリノリで書かれたようで

少しここでイチローを例に取ります そもそも [略] 本書の読者のような方々に、大リーガーの事例が本当に役に立つのかどうか、私としては大いに疑問なのですが、ここではその事は問わず、しばしば見かける例ということで、イチローの「内発的動機付け論」を考えてみることにします。

「それを言っちゃぁお終めぇよ!」とフーテンの寅さんが突っ込みを入れそうな、身もふたもない言葉ですが
このように、本音が見え隠れするようなセリフが出てくると著者がノリノリで書いている可能性が高いですね。

最近何にもする気が起きない方、 今すぐやる気が必要な方、 部下のやる気を引き出したい方、 禁煙・ダイエットを成功させたい方、 スランプから脱出したい方、 鬱になりたくない方、 勉強がなかなかはかどらない方、 火事場の馬鹿力を普段でも出したい方、 やる気を自由自在に操りたい方

におすすめとの事ですので、該当する方は要注目ですね。


【関連記事】
ライフハックス心理学 みるみる「やる気」と「時間」を引き出す43の方法:[俺100]
チ-ムハックス 仕事のパフォーマンスを3倍に上げる技術:[俺100]
スピードハックス 仕事のスピードをいきなり3倍にする技術:[俺100]

 一瞬で「やる気」がでる脳のつくり方
一瞬で「やる気」がでる脳のつくり方
ライフハックの達人が本当に書きたかった「やる気」ハックの本、ついに出ました!
脳科学と進化心理学の見地から、「やる気」を高める方法をとことん追求!

「やる気が出ない」理由はきわめて合理的なものです。
本書は、「それでもやる気を出さねばならない」という、
現代の過酷なビジネスパーソンの皆さまに役立つことを目指しました。


ライフハックス心理学 みるみる「やる気」と「時間」を引き出す43の方法
ライフハックス心理学 みるみる「やる気」と「時間」を引き出す43の方法

ライフハックスには必ず、仕事時間の短縮など実用的な面と、ストレス低減といった心理的な効果をもたらす面の、2つの側面があります。

この本は実践的な43のハックスを、時間管理、タスク管理、習慣づけ、コミュニケーション、ストレス解消など7つの章に分けて紹介するとともに、
それらの裏に潜む心理学的な裏づけを解説しています。

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今年の春ごろに、下記のエントリーを読み

himazu blog - 1週間に4時間しか働かない人の仕事術

1週間(1日ではない)に4時間しか働かない会社社長が、効率的な仕事のしかたの指南をしている講演があった。3月にテキサス州でおこなわれたSouth by Southwestというメディア関係のイベントの中でおこなわれた「The 4-Hour Workweek: Secrets of Doing More with Less in a Digital World」と題する講演である。


面白そうだと思い、The 4-Hour Workweekを購入し、夏休みにでも読もうと思ったものの見事に積読。

そうしてる間に、ついに日本語の翻訳版が発売になってしまった。
日本語で読めるので嬉しいような、せっかく買った原書が積読のままなのでもったいないような。

しかも、時間管理に関わる本を積読というのがまたなんとも。
まあ、読んでから改善すれば良いのです。そういう私こそ読む意味があるのです。

なぜ、週4時間働くだけでお金持ちになれるのか?
なぜ、週4時間働くだけでお金持ちになれるのか?
ティモシー・フェリス (著), 田中 じゅん (翻訳)

The 4-Hour Workweek
The 4-Hour Workweek
Timothy Ferriss (著)

【関連記事】Lifehacking.jpさんの素晴らしいまとめ
The 4-Hour Workweek: 週4時間しか働かない仕事術 (1) | Lifehacking.jp
The 4-Hour Workweek: 週4時間しか働かない仕事術 (2) | Lifehacking.jp
The 4-Hour Workweek: 週4時間しか働かない仕事術 (3) | Lifehacking.jp
The 4-Hour Workweek: 週4時間しか働かない仕事術 (4) | Lifehacking.jp
The 4-Hour Workweek: 週4時間しか働かない仕事術 (5) | Lifehacking.jp

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これだけ、付箋を付けた本は久しぶりかも。
結局、たくさん付けすぎてしまったので、読み終わった後にすぐにもう一度読んでしまった。

著者は、20年間英語教育に携わり、2,000万円以上も自腹を切って英語学習に費やし、そして2,000人以上を指導してきた三宅裕之氏。
ベネッセで語学事業、「絶対内定」シリーズでおなじみの我究館の代表、TOEIC/TOEFLのハイスコアを狙う「PRESENCE」の校長を務めカリキュラム開発やコーチもこなすなど経験豊富。

自分の学習した過程と多くの人を指導した指導経験がうまくマッチングして納得できる内容となっています。

多くの方を指導した経験から、学習者がどこで不安になり、どこの部分がわかりにくいのかなどを熟知してます。

個人的に惹かれたのは、冒頭で大阪府立大学の計量経済学の鹿野先生の研究結果に対する解釈です。
「英語を使う人とそうでない人の年収格差は男性で18.2%、女性で40.2%」というニュースを聞いた事がある人は多いと思います。

その解釈は「英語が出来ると仕事の幅が広がるから。世界が市場になるから」などという解釈が多いですが、
著者は「英語ができる人は努力して自分を磨く人だから」としています。
自ら進んで自分を磨き常に向上心を持っている人が多いから、年収も高いと。

読んで感じるのはやはり「英語学習に王道なし」ということ。
「聞き流すだけでペラペラ」「ある日突然英語が口からシャワーのように」なんて話は広告の世界でしか存在しない。

しかし、王道は無いけれども、その学習過程を効率よく楽しみながら行う方法はあるということが本書でわかった。
この「楽しみながら」というのが結構ポイントで、苦行では長続きしない。そして大して英語の能力も向上してない上に「挫折した自分」という悪いイメージまでついてしまう。

本書では学習の初期段階で重要なのは
・全体像をつかむ
・プロセスを楽しむ
・基礎を徹底する
の3つとしています。

特に基礎の徹底は重要なことで、「松井やイチローも今でも素振りをしている」という言葉で表現しています。

この辺はいたってオーソドックス。

そして、意外なのがその基礎段階で重要視するのが「発音」との事。
最近、「近年の仕事の場ではネットの活用が欠かせない。そこで実際に必要なのは、文献やwebを読める能力、e-mailやwebで発信する能力」などという事が言われ、書き言葉中心の学習法をおすすめする方も多いですが、著者は学習の最初の段階で徹底的に発音を鍛えることを提唱しています。

師曰く、最初にきちんとした発音を覚えていないと、その後の学習スピードや能力の向上に大きな差が出てくるとの事。
しかし、母国語でない言語の発音をマスターするのは難しいようで、著者のようなレベルでも「聞き分けれない音」があるという事です。

そして、普通の本ならそこで終わってしまうところですが、この本では
「聞き分けれない音はあるけど、言い分ける事はできる。そして、言い分けれるようになったことで聞き分けることもできるようになった音もある」とフォローしています。

こういう感じで一つ一つの項目が丁寧です。やはり、多くの方を指導してる人は違いますね。

他にも、「英単語の語義は一つに絞る」とあって、英単語ひとつにつき意味を一個だけ覚えれば良いとしています。
しかし、そんな事を言われても、普通の人は「本当に一つで大丈夫なのだろうか?」と疑問に思ってしまいます。
「やはり複数の意味を当然覚えるべきでは… 、でも先生は一つでと言ってるし…」と逡巡し迷いが生じ、結局そのうち飽きてやめてしまう。
なんて事がありそうです。

そんな不安を見透かしたように、「英単語の語義は一つに絞る」の後で「2つ意味を覚えるべき単語は10個に1個もない」としています。
こういう感じの事は、山の頂に上った側からしかわからないことですし、こんな細かいことまでということではあるけど、学習中に迷いが生じて、挫折しやすい人には嬉しいですよね。

英語学習に欠かせないmp3プレイヤーの項目では「ワンタッチリピート機能」に関して


この機能、この原稿を書いている時点で販売されているmp3プレイヤーの中では、アイリバー社の一部のMP3プレーヤーが「学習機能」という名前で備えています。
ICレコーダーではオリンパスの製品が「ちょっと前再生」という名前で、ソニーの製品が「イメージサーチ」という名前でこの機能を備えているものがあります。現在のICレコーダーはMP3機能も兼ねているのでおすすめです。

と、丁寧です。

同様に、
・おすすめの英語で簡単に読める著名ビジネス書リスト
・DVDから音声を抜き出す方法
・おすすめ海外ドラマ
など、英語学習には関係あるけど、深入りしして調べるのが面倒という事も丁寧に解説しています。

また、個人的に非常に好感が持てたのが「例文暗記」の項目で
どんどん話すための瞬間英作文トレーニング (CD BOOK)
を紹介していたところ

このどんどん話すための瞬間英作文トレーニング (CD BOOK)は2006年10月に出版と、比較的新しい本ですが、いいものはどんどん取り入れようという著者の姿勢に好感が持てます。
普通なら、業界内外からの評価の実績がある無難な本を紹介するところですが、こういう新しい本も積極的に紹介するところがいい感じ。
どんどん話すための瞬間英作文トレーニング (CD BOOK)を紹介すると、英語上達完全マップ―初級からTOEIC900点レベルまでの効果的勉強法に流れる人がいるかもしれない」
などと、セコイ事を考えないところがいいですね。
そんなセコイ事を考えるのは私だけかもしれませんが…


最近、英語の勉強は、語彙数を制限した本の多読(でも、ちびちび読んでるので多読ではないかも)しかやっていないけど、やはりちゃんとした発音を意識しないで、カタカナ英語で読んでるので流れるように読めないのかも。
黙読してるけど、言えない単語があるとやはりつっかかりますね。

それぞれの英語の習熟段階によってこの本の必要度合いは違うかもしれませんが、英語指導とコーチとしての実績、そして細かいところまで親切に書いてある良書と思いました。


【追伸】9月21日~9月23日までにAmazonで購入された方に特典があるみたい
『いつでもやる気の英語勉強法』 購入者様特典ご案内ページ


このたびは、『いつでもやる気の英語勉強法』のご購入を検討されているみなさまへ、
Amazonでの購入者様限定特典として、【書籍未公開のモチベーションアップ・ワーク集】を
用意いたしました。

【書籍未公開のモチベーションアップ・ワーク集】の内容は下記のとおりになります。
◇色々な感情を順に呼び起こす
◇悪いイメージをよいイメージに変える
◇タイムマシンに乗って自分の過去を書き換える
◇心の映画館でトラウマを消し去る
◇ディズニー・ストラテジー

詳しくは、リンク先で確認してみてくださいね。


いつでもやる気の英語勉強法<心理メソッドと基礎徹底で誰でも伸び続ける>
いつでもやる気の英語勉強法<心理メソッドと基礎徹底で誰でも伸び続ける>
三宅 裕之 (著)
英語学習で結果が出ないのは、高いモチベーションで勉強を「継続」できないから。人気英語講師とNLPトレーナーの2つの顔を持つ著者が、催眠療法、NLP、加速学習の心理メソッドと、20年の歳月と2000万円を投資し、2000人への直接指導で磨いた、ムダの一切ない総合学習法を惜しみなく披露しているのが、本書の特徴です。


●勉強本関連記事
社会人版ドラゴン桜!?「無理なく続けられる 年収10倍アップ勉強法」:[俺100]
 無理なく続けられる 年収10倍アップ勉強法
無理なく続けられる 年収10倍アップ勉強法
勝間 和代 (著)

最高です!

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全米で700万部もの売り上げを誇り、バリスヒルトンが刑務所にも持って行ったことでも話題になった自己啓発書「The Secret」が日本でも10月15日に発売されることになりました。
【参考】The Secret パリス・ヒルトンが刑務所に持っていく自己啓発書:[俺100]

早速Amazonでも予約が始まっていますが、発売までまだ一ヶ月近くあるのにすでにベストセラーランキングで50位と凄い人気ですね。
※注:2007年9月20日午後6時現在


「The Secret」と言えば、そのプロモーションビデオやDVDも凄い人気ですが、邦訳の出版社は角川書店ですから映像とのメディアミックスも期待できそうですね。


発売日が今から楽しみです。


【邦訳:日本語版】
ザ・シークレット
ザ・シークレット
この「秘密」を理解した暁には、あなたは欲しいものを手に入れ、なりたい人物になれ、やりたいことがなんでもできるようになるでしょう--。全米700万部の大ベストセラー、遂に日本上陸!

【参考:原書】
The Secret
The Secret
Rhonda Byrne (著)


かつては、みずからの持つ力の秘訣を人に教えたがらないエリートだけが知っていたもの――望みのものをすべて手に入れるための「秘密」が、著名な物理学者で著述家、哲学者でもある著者により、普遍的な「引力の法則」として、いま明かされる。

 さらに喜ばしいことに、その力を利用すれば、だれでも健康や富、幸福を引き寄せることができるのだ。
 
 本書『The Secret』で明かされる秘密の断片は、何世紀にもわたる言い伝えや文学、宗教、哲学のなかに見いだされるもの。
 その力を発見した数々の偉人たちが、歴史上もっとも傑出した人物として名を上げている。たとえば、プラトン、ダ・ヴィンチ、ガリレオ、それにアインシュタイン。
 そしていま、その「秘密」が世界に向けて開かれつつある。
 美しいまでにシンプルで、驚くほど役に立つ本書『The Secret』は、あらゆる人のなかに隠された潜在能力の神秘を明かしている。
 圧倒的な魅力を持ち、日常の生活にも役立つ本書の秘密は、最新の科学的知見を太古の英知や精神性と結び付けることで、自分自身の力をもっと上手に掌握する方法を読者に教えてくれるはずだ。

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ベストセラーとなった「下流社会」の第2弾

下流社会と言えば、楽しみなのが下流度チェック。
やはり、この下流チェックがこの本の醍醐味でしょう。
これをやって自分の立場を確認してから読む。
ちなみに、私は前回は見事に下流でした…

【参考】
「下流度チェック」で下流になってしまった。:[俺100]
下流社会チェックスクリプト:[俺100]
今度こそ!



【下流度チェックリスト第2弾】
□1、2005年9月の衆議院選挙では初めて自民党に投票した。
□2、石原慎太郎に心ひかれるじぶんがある
□3、オリンピックやワールドカップでは心から日本を応援する
□4、中国や韓国はいやだと思うことが多い
□5、正社員になることは自分を捨てることだと思う
□6、出世できないなら正社員になる意味はないと思う
□7、仕事でがんばっても報われないと思う
□8、今の自分は自分を探してる状態だ
□9、自己アピールや面接は苦手である
□10、これからの人生に希望を持っている
(男性の場合)
□11、結婚相手の女性の年収は自分より高くてもよい
□12、実はロリコン気味である。

○が多いと下流的です。

今回のチェックは政治的な話とかもあるので、私のチェックした詳細は控えますが、
○が4つでした。
なんと!今回は下流から脱出しました!

しかし、こんな本を発売と同時に買って、あわてて下流チェックするという事は多分相当下流的です。
上流はきっとこんなことはしないであろう。

さて、前著の「下流社会」では、地域的な問題、例えば都心と郊外という観点からも格差社会について述べてましたが、今回はそういう観点からの部分はバッサリとカットされてますね。

その代わり、下流の人が読む雑誌という部分が増えました。

これが結構面白い。
自己イメージとして階層意識が低い。つまり下流意識が高い男性が読む雑誌は


1位 R25
2位 週刊アスキー
3位 FLASH
4位 週刊ポスト
5位 Gainer
6位 週刊現代
7位 週刊プレイボーイ
8位 SPA!


ついでに上流意識が高い雑誌は


1位 大人のウォーカー
2位 ニューズウィーク日本語版
3位 週刊エコノミスト
4位 週刊東洋経済
5位 週刊朝日
6位 アエラ
7位 日経ビジネス

との事。
そして、これはあくまで自己イメージですから必ずしも実際の階層と一致しないのが面白いところ。


例えば、「SMART」や「メンズノンノ」は読者のフリーター率は高いものの、比較的中流意識が強い。
逆に、「R25」や「SPA!」は正社員・管理職の率が比較的高いものの、こちらは下流意識が強い。

さらに、女性の場合「R25」を読んでいる人は、上流意識が強いとの結果が。
この辺の調査結果は色々入り組んでいて面白いです。

他にも
正社員とニートの階層意識はほぼ同じ。フリーターや派遣社員の階層意識は低い。
つまり、ニートはフリーターや派遣社員の方々よりも、階層意識が高いみたいですね。


本書は、前著の下流志向でのアンケートのサンプルの人数が少ないとの批判を受け、サンプル数を大幅に増やしてますし、分析も前回よりは丁寧にされている印象を受けます。

その一方で、やや強引とも言える「それはあなたの印象や思い込みでしょう」という部分が少なくなったような気がします。

前著の「イマドキの上流は金があっても服は無印良品やユニクロ」「下流は郊外の地元でゲーセンやTUTAYA」みたいな刺激的な言葉は少なくなったように思います。


個人的にはその強引な三浦節に一喜一憂するということを楽しみにしていたので、ちと残念。


逆に、前回の本がどうにも、うさんくさく感じられた方は今回の方がいいかも。


まえがきの下流度チェックで下流にならなかったのも、ファイティングスピリットが湧かなかった原因かな。
あれで、下流になると燃えますよね。理論的に不備なところがないか目を皿のようにして探してみたり。

そういう意味で落ち着いて読みすぎたかも。くるしゅうない、という感じで。

下流社会 第2章 なぜ男は女に“負けた
下流社会 第2章 なぜ男は女に“負けた"のか (光文社新書)

時代のキーワードとなった「下流」。
筆者は、新たに実施した延べ1万6000人を超えるアンケート調査結果にもとづいて、職業別・雇用形態別に「下流社会」の内実を徹底検証した。
明らかになったのは、「正社員になりたいわけじゃない」「妻に望む年収は500万円以上」「ハケン一人暮らしは"三重楽"」といった本音であり、
そこに垣間見られる男女間の深刻な「希望格差」である。
男の不満と女の希望が、下流社会を新たなステージへと導く。

下流社会 新たな階層集団の出現
下流社会 新たな階層集団の出現
消え行く中流幻想
日本社会に地殻変動が起きている。安定就職を前提とした中流階層モデルの崩壊は、目に見える仕組みやルールだけでなく、国民の価値観や生きる意欲に大きな影響を及ぼしている。

国民の消費動向分析と意識調査を基に、中流層崩壊の先には衝撃的な未来が待ち受けていると予測する書が『下流社会』(アマゾンジャパン1位)だ。所得が低いだけではなく、生活能力や働く意欲、学ぶ意欲に欠け、「だらだら歩き、だらだら生きている」ような階層集団が「下流社会」を形成しつつあると論じる。彼らの特徴として、団塊ジュニア男性なら「自民党、フジテレビ、スポーツ観戦が好き」、女性なら「自分らしさを口にしたがる傾向」などを挙げる。消費財を売る企業には、下流層とその対極にある富裕層の2つの市場を見据えた商品開発力が求められていると呼びかける。

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スピードハックス 仕事のスピードをいきなり3倍にする技術チームハックス 仕事のパフォーマンスを3倍に上げる技術ブレインハックス-人生を3倍楽しむ脳科学などのベストセラーを連発する佐々木正悟さんの新刊。

●佐々木正悟さんのブログ
ライフハックス心理学

サブタイトルが「みるみる「やる気」と「時間」を引き出す43の方法」となっていますが、本書は
・スケジュール
・To Do
・習慣
・コミュニケーション
・ストレス
・記憶強化
という、ビジネスパーソンにとっては緊急かつ重要なテーマに絞り厳選して43のハックにまとめています。

最初から通読しても良いし、自分の必要とするテーマから順に読んでもいいというつくりになってるのが、嬉しいですね。
さらに、章末に理解度チェッククイズで理解度がチェックできるようになってたり、巻末の逆引きタグリファレンスで後から参照しやすいようになってるのもグッドですね。
著者の佐々木正悟先生とは、以前私が主宰するセミナーにゲスト出演していただきましたが、そのときに穏やかで暖かいお人柄である印象を持ちましたが、その温かいお人柄が本書にも反映されているように感じました。


さて、ビジネス書を読む意味として、専門家しか知り得ない知見を、安価に短時間で知る事が出来るという事があります。
本書も、その意味で大満足です。

例えば、対人関係の苦手な人へのハックとして

対人恐怖症を克服するハックとして、私がいちばん有効だと思うのは、事前に激しい運動などをして疲れ切ってしまうことです。

が示されています。
しかし、素人では絶対こんな事は思いつかない。

そう言われて振り返ってみれば、疲れて余裕の無いときには、知らない人に会ったからといって、緊張する余裕も無かった時の事を思い出すこともできますが、自分からは絶対に思いつかない。

対人関係で緊張するという事は、エネルギーを消費することなので、最初からエネルギーを持たなければ緊張しない。

とのことですが、そんな方法もアリなのか!と目から鱗でした。
緊張する打ち合わせの時には、エレベーターを使わずに階段で一気に駆け上がり、その勢いで打ち合わせにのぞむといいかもしれません。
階段後に会談。

他にも

・脳に時間の感覚はあてにならない。
・飽きのこないデザインなんてものは存在しない
・予定と実績の記録を記録をしないのは、面倒ということよりプライドが傷つけられるから
・やる気は有限。つまり減る
・人は例外で自己正当化しようとする。
・人間関係に傷ついたら唐辛子を食べる。

などの心理学に基づいた意外なハックがたくさん。


最近はツールの紹介をするような本はたくさん出てて、それはそれで有効ですが、このようなさらに一歩掘り下げて人間の根底からやる気やうまくいく方法を引き出すような本は、即効性もありながらその知識やスキルを長く使える事ができそうですね。

そして、こういう本を読むと、実際著者本人は「やる気」と「時間」をうまく引き出してるのだろうかと気になりますが、著者の佐々木先生は、今年だけでも単著・共著合わせてすでに6冊も執筆。

今月も本書のほかに「一瞬で「やる気」がでる脳のつくり方」も刊行されます。

理論だけでなく、著者本人が実践して実証してるというのが素晴らしいですね。
しかも人柄は温かい。

色々最新のツールを試すものの、どうにも「やる気」をうまく引き出せないし、「時間」も増えたような感じがしない方にオススメです。

ライフハックス心理学 みるみる「やる気」と「時間」を引き出す43の方法
ライフハックス心理学 みるみる「やる気」と「時間」を引き出す43の方法
時間がない、やる気が出ない、ストレスで不安――そんなビジネスマンの悩みに効く43のテクニックを心理学をベースに紹介。
「なぜかうまくいく」方法と理由がわかる!

一瞬で「やる気」がでる脳のつくり方
一瞬で「やる気」がでる脳のつくり方
「やる気が出ない」理由はきわめて合理的なものです。
本書は、「それでもやる気を出さねばならない」という、
現代の過酷なビジネスパーソンの皆さまに役立つことを目指しました。

思うにならない「やる気」=「精神のエネルギー」の特徴を逆手にとって
「やる気」をばっちり活用してやる、
これこそが、「やる気」を高める鍵です。

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日本で発売から440万部も売れ、自己啓発・対人分野のみならず、ビジネス書全体としても名著として誉れ高いのがデール・カーネギーの「人を動かす 」です。
本書は、そのティーンズ版で著者はデール・カーネギーの娘さんのドナ・カーネギーさん。


基本的にはデールカーネギーの「人を動かす」のメソッドを生かしつつも、事例がティーンズ向けになっています。

例えば、人に好かれるルールは帯から引用すると


【人に好かれる8つのルール】
1,批判や非難をしない、文句を言わない
2,お世辞でなく、心からほめる
3,人に何かをしてもらいたかったら、人にそうしたいと思わせる。
4,友達づくりの秘訣は、ほほえみと相手を知りたいと思う気持ち。
5,人の話をしっかり聞く
6,言い争いはやめる、質問して話し合う
7,自分の過ちを正直に認め、心を込めてあやまる
8,自分に、そして人に期待をかけ、最も良い部分を引き出す。

---持てる力を出しきり、なりたい自分になる。

となっています。

そして、出てくる事例は
・親友が髪を変にカットしてきて見るも無残な髪形になっている。なんと声をかけよう
・音痴の姉が高校のミュージカルのオーディションを受けるつもりだ。無謀だと思うのだが。
・ヒナギクが好きなのにボーイフレンドがバラの花束を持ってきた。どうしよう。
・つきあっている男の子が深い関係を求めてきた、まだ早いと思うがどうしよう。

と、ティーンの悩みに合ったものになっています。

ティーンとは程遠い私には、この悩みが逆に新鮮でした。
思えば思春期というのは対人関係で悩む事が多い時期ですので、ティーン向けの人を動かすはいい狙いですね。

最近、対人関係の悩みというものがあまりないが、それは自分が成熟したということでは無しに、思春期の頃と比べると他人にも自分にも無関心になっているのではないかと思った。

あと、問題は思春期の女の子にこの本をどうやって渡すかということであろうか。
親が、「あんたは性格が悪くて人気がないから読みなさい!」と言っても素直に読まないだろうし、むしろけんかになる。
「1,000円あげるから読め」というのもかなり違う。

ここは、穏やかな微笑をたやさず、相手の関心のありかを見抜き、自尊心を高めるような渡し方をすべきであろう。

しかし、そんな事をすると非常に不自然。

まずは、親が普段から模範をしめすように、行動をすべきでしょうか。

私の場合娘が13歳になるまでには、あと13年の猶予があるので、それまでには自然に渡せるように自分を鍛えなきゃ。

13歳からの「人を動かす」―人に好かれる女の子になる8つのルール
13歳からの「人を動かす」―人に好かれる女の子になる8つのルール
ドナ・デール・カーネギー (著)
世界的ロングセラー『人を動かす』の著者である故デール・カーネギーの娘ドナ・カーネギーが、父親の貴重な教えを応用し、10代の女の子向けに優しく説き明かす自己啓発書。
ティーン特有の悩みや生活スタイルから題材を選び、同年代の女の子の生の声をとりいれたアドバイスは親しみやすく具体的。
友だちや男の子との交際だけでなく、親・教師などまわりの大人と上手につきあい、誰からも好かれる女性になるための対人スキルが身につく。

人を動かす 新装版
人を動かす 新装版


道は開ける 新装版
道は開ける 新装版

耳で聞くD・カーネギー人を動かす オーディオCD版
耳で聞くD・カーネギー人を動かす オーディオCD版

耳で聞くD・カーネギー道は開ける オーディオCD版
耳で聞くD・カーネギー道は開ける オーディオCD版

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「ブログを作ったもののアクセスが上がらない」「アフィリエイトを始めたものの売り上げが上がりません」
週末起業フォーラムで認定コンサルタントをやってる私の元には、こんな質問がしょっちゅう寄せられます。

「ブログさえ作れば!」「アフィリエイトさえ始めれば!」と思って始めたものの、最初の段階で思うようにはいかずに苦労する方も多いようです。

そういう場合「コンテンツの蓄積が少ないですね」「もう少しタイトルやキャッチフレーズを工夫しましょうか」「まずは黙って3ヶ月」などとアドバイスをする場合が多いです。
(実際一週間くらいで結果を求められても困る)

しかし、その後1年くらい黙々と続けてもアクセスが上がらない場合もある。
その場合、勢い他人への妬みもともなう場合も多く「俺のページの方が質量ともに充実してるのに!なんであのページの方が!」という口調になる。

そんな場合のアドバイスをどうしたものかと思ってたけど、この本を渡すといいかも。

プロローグより

私たちは、何よりも自分が組み込まれているネットワークの構造を把握しなければいけない。
そして、その特徴を知らなければいけない。
それらを自覚的に分析することによって、自分の取るべきポジション、果たすべき役割、激変に対する備えを理解できるようになる。

きわめて少数の人がなんらかの資源を寡占する状況を「格差」というのなら、世の中は格差を生み出すメカニズムだらけである。 ところが極端な分布を形成する場合、格差を認識するのは案外と難しい。 なぜなら、圧倒的多数の人は、ほぼ同じ程度の資源しか持っていない「負け組」なのだから。

ネットの場合、特に現実社会と違って縁戚関係や地域社会との関係などの強制的な関係が少ないので、同じような趣味で同じ考え方の人が集まりやすいので、余計に同質化しやすく、同じような情報しか持っていない人が集まりそうですね。

さて、このリンクがリンクを呼び、PVがPVを呼ぶような現在のネット社会で生き残る道はというと…
自分がネットワークの中でどの立ち位置でどの役割を選ぶかで決まります。

そうすると、当然情報発信力があるオピニオンリーダーが有利なのは間違いないでしょう。
しかし、本書では専門能力があり情報発信能力があるオピニオンリーダーのみが有利ではないとしています。

ネットワークにおける各人の役割が下記のとおりだとすると

・コネクター クラスター間をつなぐ役
・メイブン 事情通、情報通
・セールスマン 強い説得力の持ち主
・門番 情報を制御する人
・橋渡し役 誰がなにを知っているかを外部に伝える
・調整役 クラスター間の繋がりを有効的に作り出す

この六つの役割のうち、今後注目されるポジションはどこでしょうか。
答えはあえてここでは言いませんが、自分の得意なポジションがどれかを考えてみるのも一興ですね。

この自分の役割を考えると同時に、あるコミュニティに入った場合そこの人間関係(ネットワークの構造)をじっくりと観察することも大事だとしています。

どこの会社でも表向きの役職とは別に「あいつには気をつけろ」的な、お局様やくせものがいたりしますがそれと同じような隠れた構造を見つけるとこですね。
コミュニティの中で「みんなが均一にリンクを持っている」または「一人がリンクを多数持ち、他の人はそれにぶら下がっている」などなどの構造を探し出し、ネットワーク構造の隙間をうまく埋めると、すばやくいいポジションに入る事ができます。
しかし、対立関係にあるグループをつなげるようと暗躍するのは、要注意。
対立するには理由があって対立したり溝があるので、セコセコと自分の立場を良くしようと両方にいい顔をするのは失敗するケースが多いようです。そして両方から嫌われる。


あと、ネットワークは格差などを生む増幅するという性質がありますが、それと同様にゼロはいくつかけても、いくつ足してもゼロという性質もあります。
ネットワークでは、「マイミクになっただけのひと」「オフで名刺交換だけした人」などがこれにあたります。
「人脈はあるはずなのに…」と思ってる方は、この辺のところだけに一生懸命な人なのかも。

新書ということで、ネットワーク理論に関して基本的な事から説明しているし、日本人の著者なので最近の日本のネットの事例が多いのも嬉しい。
その分肝心の「リンク格差とリンク戦略」を読むためには第6章まで読まなければなりませんが、ネットワーク理論の本を色々読んだ方も復習のつもりで読むといいかも。

巻末に、本書中で引用された参考文献の一覧があるのも嬉しい。


今年の正月に情報考学 Passion For The Futureの橋本さんとたつをの ChangeLogのたつをさんと、ポッドキャストで今年1年の予想をしました。

そのときに私は「今年は格差ブログが来る」として、
・多重リンク債務者 (相互リンクをしようとするけど、リンクの価値が違うのでたくさんリンクを張らなければならないけどスペースが無い。リンクの借りを返せない。そして、そのリンクを返そうとしてまた相互リンクを依頼してニッチもサッチも行かなくなる)
・俺俺リンク 「あー俺だけどトップページにリンクして貰える?」
ということを言った様な気がしたのですが(カットされたかも)そんな時代も近いかもしれません。(来ないで欲しいですが)

そして本書では、歴史的にはあまりにも格差が広がった場合には「暴動」「革命」が起こったとしてます。
ネット社会での「暴動」「革命」がどんな形で起こるのかは少し楽しみだったり。

スパムはすでにあるし、「アフィリエイト拒否!ストライキ!」「ブログ更新停止!ストライキ」とかは全然困らなさそう。
平和が一番ですけどね。


 リンク格差社会 ~ウェブ新時代の勝ち組と負け組の条件~ (マイコミ新書)
リンク格差社会 ~ウェブ新時代の勝ち組と負け組の条件~ (マイコミ新書)
江下 雅之 (著)

ブログやSNSはリンクを可視化する装置であるといえる。
多様なリンクを形成できた者は多様な情報が得られるがゆえに、人との交流、ビジネスチャンスといった面で多くの利点を享受でき、逆に、リンクの連鎖に取り残された者は、偏った情報に翻弄されたり、孤立を余儀なくされたりするという、新たな「格差」が生まれつつある。
本書ではリンクの連鎖という視点から、激動の時代に勝ち残るための新戦略を提示する。

●主な参考文献・関連図書

急に売れ始めるにはワケがある ネットワーク理論が明らかにする口コミの法則 [SB文庫]
急に売れ始めるにはワケがある ネットワーク理論が明らかにする口コミの法則 [SB文庫]
マルコム・グラッドウェル (著),

複雑な世界、単純な法則 ネットワーク科学の最前線
複雑な世界、単純な法則 ネットワーク科学の最前線
マーク・ブキャナン (著),

新ネットワーク思考―世界のしくみを読み解く
新ネットワーク思考―世界のしくみを読み解く
アルバート・ラズロ・バラバシ (著),

スモールワールド・ネットワーク―世界を知るための新科学的思考法
スモールワールド・ネットワーク―世界を知るための新科学的思考法

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自分の小さな「箱」から脱出する方法」の続編。

前作と同じくストーリー形式で話が進んでいきます。

前作でカリスマ経営者として登場したルーが、どのようにして人徳のあるカリスマ経営者となったかが明らかになります。
舞台は、青少年の更正をサポートする研修施設。問題行動の多い息子を更正させる為に、息子を研修(キャンプ)に参加させたルー夫妻。
非行の原因のひとつに、親の子供に対する接し方にも原因がある。として、夫妻も研修を受けることになりますが…

前作で、穏やかな中にも威厳と風格を持ったカリスマ経営者として登場したルー。
しかし、本作のルーは、人を人とも思わぬふるまいで、「トップに立つもの非情でなければならない」というのが座右の銘のような人間。
前作を読んだ方にはこれが同一人物なのだろうか?と、思うかたも多いでしょう。

前作を読んだときには、ルーをはじめ、いい人がたくさん登場するので「読むのがつらい」と、思ったけど、本作では前述のようにあまりいい性格の人間ではないので安心して読む事ができた。

・研修の講師にいちいち論理的に盾つくルー。
・世の中そんな甘いものじゃないでしょうというルー
・そんなの机上の空論だというルー

あまりいい事ではないが共感してしまった。もっと、やれ!と思ってしまったよ。
主人公のルーも、最初からいい人だったわけではなく、このような苦労があったのだなと思うと少し嬉しくなりますね。

ストーリー仕立てになっているので、ネタバレを防ぐために内容についてはあまり詳しくは書く事ができないのが少し残念。
サブタイトルに「すべての人間関係がうまくいく平和な心の作り方」とありますが、扱ってる話題は中東問題から食後の皿洗いの問題まで幅広い。

家族の問題や会社の問題、国際社会の問題も結局はやはり人と人のつながりですね。
とりあえず、自分が出来ることとしては、人をレッテルやラベルを付けて見ないようにしよう。

あと、これを読んでからバルタザール・グラシアンの 賢人の知恵やマキアヴェリ 君主論 などの徹底的なリアリストの方の書いた本を読むのも面白いかも。

そういう面でも人間関係の本でバランスが取れてるのは「人を動かす」かな。
「あざとい」のと「いい人」のいいとこ取りな感じ。

●キーワード
・心を平和にすること
・相手をモノとして見ずに、きちんと人として見ること。
・自己正当化の罠

●印象に残った文章を引用

自分を正当化してくれるものを過大に重要視しがちである。

自分の心が平和でなければ、他人に平和をもたらす事はできない

自分が優しくされる価値がないときに、誰かにやさしくされたときの気持ちを思い出してみてください

不正をなくそうとしてる人々の大半は、自分がこうむったと思っている不正のことしか考えていない。
彼らが本当に関心があるのは不正ではなく、彼ら自身のことだ。
自己中心の考え方を表向きの大儀の陰に隠しているのだ。


2日で人生が変わる「箱」の法則
2日で人生が変わる「箱」の法則
アービンジャー・インスティチュート (著), 門田 美鈴 (翻訳)


自分の小さな「箱」から脱出する方法
自分の小さな「箱」から脱出する方法
アービンジャー インスティチュート (著), 金森 重樹 (著), 冨永 星 (著)

人を動かす 新装版
人を動かす 新装版
デール カーネギー (著), Dale Carnegie (著), 山口 博 (著)

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なんか、最近、文庫化やら復刊やら、改訂新版、続編のネタが多いのでまとめてみた。
しかも、どれも年間ベスト1になっても、おかしく無いような横綱級ばかり。
もっと、俗な例えで言えば、Amazonのマーケットプレイスで10,000円以上の値段がついてもおかしくないものばかり
(と、いうか絶版になってたものはほとんどそうですね)

で、自分がブログの更新をサボりがちだったこともあって、そんなネタがたくさんたまったので一気に放出。
たいていの本がタイトルだけで通用する本なのであえて本の解説はなし。
それぞれの本の伝説を書けばきりがないので。

【文庫化】

ティッピング・ポイント―いかにして「小さな変化」が「大きな変化」を生み出すかが、急に売れ始めるにはワケがある ネットワーク理論が明らかにする口コミの法則 [SB文庫]と改題されて文庫化されました。


急に売れ始めるにはワケがある ネットワーク理論が明らかにする口コミの法則 [SB文庫]
急に売れ始めるにはワケがある ネットワーク理論が明らかにする口コミの法則 [SB文庫]
マルコム・グラッドウェル (著), 高橋 啓 (翻訳)


【復刊】

●アル・ライズの「フォーカス―市場支配の絶対条件」がフォーカス! 利益を出しつづける会社にする究極の方法と改題されて復刊しました。

フォーカス! 利益を出しつづける会社にする究極の方法
フォーカス! 利益を出しつづける会社にする究極の方法
アル・ライズ (著), 川上純子 (翻訳)
フォーカスを絞り込めない企業に、未来はない!
10年以上読み継がれる、全米No.1マーケターの名著


【改訂新版】

●「影響力の武器―なぜ、人は動かされるのか」の改訂新版が「影響力の武器[第二版]」として9月16日発売

影響力の武器[第二版]
影響力の武器[第二版]
ロバート・B・チャルディーニ (著), 社会行動研究会 (翻訳)
街頭や個別の訪問販売、怪しげな宗教の寄付などで苦い思いを味わった経験から、セールスマンや広告主の世界に入り込み、人がどのような心理的メカニズムで動かされるのか解明した。
第二版では、世界各地の読者から寄せられたレポートを追加し、より身近に詳しく「影響力の武器」を描き出す。
消費者心理のからくりをユーモラスに描いた、セールスマンにとっても消費者にとっても必読の一冊。

●参考リンク
【速報!】最強のビジネス本「影響力の武器」の[第二版]がいよいよ登場!!:マインドマップ的読書感想文

【別バージョン】

●バルタザール・グラシアンの「The Art Of Worldly Wisdom」がイースト・プレス社から「賢く生きる智恵 (East Press Business)」として出版されていた。
昨年末に、ディスカヴァー・トゥエンティワンから出たばかりなのに…
装丁も似ているのでまぎらわしい。
箴言の数はイースト・プレス社版の方が多いです。

賢く生きる智恵 (East Press Business)
賢く生きる智恵 (East Press Business)
出版社: イースト・プレス

バルタザール・グラシアンの 賢人の知恵
バルタザール・グラシアンの 賢人の知恵
出版社: ディスカヴァー・トゥエンティワン


【新訳】
●サミュエル スマイルズのSelf-Help「自助論―人生の師・人生の友・人生の書」の齋藤孝訳バージョンが出てた。


みずから運命の扉を開く法則―自助論Self-Help完全現代語訳
みずから運命の扉を開く法則―自助論Self-Help完全現代語訳

富と品格をあわせ持つ成功法則―自助論Self-Help完全現代語訳
富と品格をあわせ持つ成功法則―自助論Self-Help完全現代語訳

最初、良くわからなくて「富と品格をあわせ持つ成功法則」だけ買ったら、2冊合わせて一冊分だった。
しかも、上巻下巻のような分け方じゃなくて、飛び飛びの章を合わせて一冊にしてる。
なんで、こんな構成にしたんだろうなぁ。と、ちと不満。
でも、バラバラにして組みなおすという楽しみ方もありますね。


【続編】


Mind Hacks―実験で知る脳と心のシステムの続編がMind パフォーマンス Hacks ―脳と心のユーザーマニュアル―

Mind Hacks―実験で知る脳と心のシステム
Mind Hacks―実験で知る脳と心のシステム

Mind パフォーマンス Hacks ―脳と心のユーザーマニュアル―
Mind パフォーマンス Hacks ―脳と心のユーザーマニュアル―


自分の小さな「箱」から脱出する方法の続編が2日で人生が変わる「箱」の法則
(原書を後で絶対確認する)

自分の小さな「箱」から脱出する方法
自分の小さな「箱」から脱出する方法
アービンジャー インスティチュート (著)

2日で人生が変わる「箱」の法則
2日で人生が変わる「箱」の法則
アービンジャー インスティチュート (著)

●「金持ち父さん、貧乏父さん」のロバートキヨサキがおすすめの「はじめの一歩を踏み出そう―成功する人たちの起業術」の続編・実践編が「起業家精神に火をつけろ!―会社のために働くのではなく、あなたのために働いてくれる会社をつくる7つのルール

はじめの一歩を踏み出そう―成功する人たちの起業術
はじめの一歩を踏み出そう―成功する人たちの起業術
マイケル・E. ガーバー (著)

起業家精神に火をつけろ!―会社のために働くのではなく、あなたのために働いてくれる会社をつくる7つのルール
起業家精神に火をつけろ!―会社のために働くのではなく、あなたのために働いてくれる会社をつくる7つのルール
マイケル・E. ガーバー (著)


13歳からの「人を動かす」―人に好かれる女の子になる8つのルールはデールカーネギーの娘のドナ・デール・カーネギーが書いた本。

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以上、冒頭に書いたようにどれも年間のベスト1になってもおかしくないような伝説を持つ本の、文庫化、改訂版、復刊、続編などのネタでした。
読書の秋に向けて、相手にとって不足なしですね。

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年間200日以上もセミナーで講師をし、その過程で10万人もの人々とめぐりあい、3万冊もの蔵書を持つ読書家でもある著者による、一冊。
著者は、ベストセラーとなった「幸せな宝地図であなたの夢がかなう」などの著者やフォトリーディング・マインドマップのインストラクターでもおなじみの望月俊孝さんです。
個人的には、「本調子 強運の持ち主になる読書道」の共著者のお一人として名前を連ねてるのが印象深いです。

本書は100ページにも満たないページ数ですが、そのキャリアに裏付けされている40の幸せの法則が詰まっています。

例えば、一つ目の法則は
・起きている事はすべて宇宙の愛情表現
と、いきなり深い。
自己啓発書やスピリチュアル系の本をあまり読まない方には、いきなり面食らう内容です。
これを、2ページにまとめるのは大変だっただろうなと感じます。

二つ目の法則は

・愛すれば愛される、傷つけば傷つけられる

こちらも、内容を膨らませれば楽勝で本一冊分にもなるような深い言葉です。
「与えることは受け取ること」とはよく言われますが、逆に「受け取ってるものを見れば、その人が与えているものがわかる」ということです。深いですね。


ということで、字面だけ追っていけば、1時間弱位で読めるかと思いますが、色々考えながら読んだり、各法則の最後に書かれているワークをきちんとこなすとかなり手ごたえのある本になります。

個人的には「あなたを幸せに導くテーマ」の珠玉の本15冊が紹介されてるのが嬉しかった。
何万冊もの本を読んできて、現在は「読書普及協会」の理事もつとめてる方の15冊は非常に興味がある。
リストを見たら、読んでみたいと思う本がずらり、だいぶ前に読んで再読したいと思ってた本もあった。


他には
・天上貯金
・夢の副作用
・「行動」+「口ぐせ」+「イメージ」で夢実現が3倍速
・本気になり、本腰を入れると本物になる
・一瞬にして幸せになる方法
などが、心にひっかかった。

冒頭の前書きで、「携帯電話、携帯音楽プレイヤー、パソコン、インターネット、HDDレコーダー、コンビニなどなど、20年前に比べると日本人の生活というものは、かなり便利になったと思いますが、「幸せ」を感じてる人は増えていない。むしろ減っている感すらある。」と著者は述べています。

私も、生活が便利になった反面、高性能になった機械に追いついていけないなと思う事がしばしば。
物質的な豊かさが増えても、必ずしも心の豊かさは増えないなと思ったり。

でも、「衣食足りて礼節を知る」ともあるように、ある程度物質的な豊かさがないと、他の人を思いやるような余裕もないよな、と思ったり。

そんな事を色々考えつつも、まずは「受け取るには、与えること」を、この本を紹介することで実践したいと思います(w


本書の発売を記念して、9月9日まで「新刊発売記念キャンペーン」を実施中です。
幸せの法則キャンペーン

9月1日(土)~9日(日)の期間中、
本書をご購入いただくと
望月俊孝の未公開原稿や音声セミナーをプレゼント!

詳しくはリンク先を確認してみてくださいね。


幸せの法則
幸せの法則望月 俊孝 (著)


出版社/著者からの内容紹介
かならず幸せになれる「法則」があります。
【かならず幸せになれる、「40の法則」】

 私たちは現在、20年前には誰もが想像さえできなかった豊かな現実を生きています。
しかし、幸せを感じている人が大勢いるかというと 、年々、減ってきているのではないかとさえ思います。
一方で、「夢実現」のチャンスをつかみ、精神的にも物質的にも、幸せや豊かさを存分に謳歌している人がいます。

 その差はどこにあるのでしょうか? 
実は、その差は「能力の差」ではなく、ほんのちょっとした「幸せの法則」を知って、
実際に行動 に移したかどうかだけにあるのです。

幸せな宝地図であなたの夢がかなう―きっと! 今日から人生が変わる
幸せな宝地図であなたの夢がかなう―きっと! 今日から人生が変わる

本調子 強運の持ち主になる読書道
本調子 強運の持ち主になる読書道
清水 克衛 (著), 本田 健 (著), 七田 眞 (著), 望月 俊孝 (著), 斎藤 一人 (著), ハイブロー 武蔵 (著), 読書普及協会 (著)

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Amazonを巡回していたら大物発見!
全米でベストセラーとなり、私のブログでも昨年の売り上げ人気ベスト1だった、「自分の小さな「箱」から脱出する方法」の続編が発売となります。
【参考】2006年このブログで人気のあった本ベスト10:[俺100]

タイトルは、
2日で人生が変わる「箱」の法則
2日で人生が変わる「箱」の法則

です。

出版社の祥伝社のページに行っても、まだ詳細がありませんのでAmazonから引用すると


■全米ベストセラー『自分の小さな「箱」から脱出する方法』につづく第二弾!
■あらゆる人間関係の悩みを解決する最強の方法を公開
■主人公ルーは、なぜカリスマ経営者になれたのか? 彼の人生を変えた、奇跡の2日間の「奇跡のセミナー」が、今はじまる


前書『自分の小さな「箱」から脱出する方法』でカリスマ経営者として登場するルー・ハーバートは、20年前のこの2日間の「奇跡のセミナー」で、初めて家庭生活と職場を変えることができる考え方を学んだ。
自分を変えることができれば、まわりの人も正しい方向へ導ける。
人間関係に関するあらゆる問題を解決するための「箱」の法則のすべてを明かす、待望の第二弾、ついに登場!

前著の「自分の小さな「箱」から脱出する方法」で登場した、ルーさんが再登場してそのルーツに迫るみたいですね。

発売日は、Amazonだと9月6日、出版社のページだと9月7日になっています。
どちらにしても今から楽しみですね。私も早速予約しました。

しかし、前著の「自分の小さな「箱」から脱出する方法」は、実は私は騒いでるほどには、「何度も何度も擦り切れるほど読んだ」という感じではない。
むしろ、私自身が自分の中の箱に閉じこもってるタイプなので、読みすすめるのが少し辛い。
しかし、読書でも何でも辛い事を克服してこそ、自分自身の成長があるんだな。きっと。


【ブログ内参考リンク】
自分の小さな「箱」から脱出する方法:[俺100]
箱―Getting Out Of The Boxが復刊!今度こそ!:[俺100]
「箱―Getting Out Of The Box」続報。実は絶版ではなかった。在庫が少ないだけ。:[俺100]
「箱―Getting Out Of The Box」が復刊!:[俺100]


【昨年ベストセラーとなった前著】
自分の小さな「箱」から脱出する方法
自分の小さな「箱」から脱出する方法
身の周りの人間関係は実はすべて自分が原因で引き起こしていることに気づかせてくれる『自分の小さな「箱」から脱出する方法』。
本書を読み進めるうちに家庭や職場での人間関係を深め十分な成果を出せる環境を作る方法を学べる。
全米ビジネス書ベストセラー

【原書?】

The Anatomy of Peace
The Anatomy of PeaceArbinger Institute (著)
原書は、これかなと思うものの自信なし。
「2日で人生が変わる「箱」の法則」を購入したら確認してみます。

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